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尼崎で「猫譲渡会&地域猫啓発パネル展」 猫に関する本の展示やグッズ販売も

前回の様子

前回の様子

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 「猫の譲渡会&地域猫啓発パネル展」が10月20日、JR尼崎駅近くのエコーペットビジネス総合学院(尼崎市長洲西通1)で開催される。

近年「多頭飼育崩壊」から保護された猫も増加。「ストレスもひどく、里親探しできる段階になるまでかなり時間を要すことも」と担当者

 尼崎市が募集した、地域における動物愛護および適正飼養推進のために積極的かつ自主的な活動を行うボランティア「尼崎市動物愛護推進員」連絡会が主催する譲渡会。

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 同連絡会担当者は「多数の猫を保護して里親探しをしているボランティアや、たまたま猫を保護して里親を探すのは初めてという方に、『1回でも多く良縁をつかめるかもしれない機会』を増やすことを目的に開いている。保護譲渡に関するノウハウを学び経験値を共有できる場、猫の飼育や地域猫に関する啓発の場を創出したいという思いもある」と話す。

 譲渡会の流れは、譲渡希望者が記入した「里親希望申込書」「アンケート」を基に、飼育条件や希望者の生活スタイルなどを面談で確認。審査通過後に「トライアル飼育」を経て正式譲渡となる。担当者は「さまざまな確認を重ねながら、希望者、保護主、猫にとって一番だと思える縁を見つけていく」と話す。

 譲渡会のほか、「さくらねこ」や市の助成金交付制度について「YES or NO」形式で学ぶパネルや、時代とともに変化する飼育方法、飼う前に注意すべき点などを啓発するパネル展示、ボランティア活動を紹介するチラシ配布、猫に関する悩み相談なども予定。遊びながら学べるガチャガチャコーナー、猫の絵本や写真集といった書籍展示、猫グッズをそろえる物販コーナーも用意する。

 担当者は「ボランティアで活動しているので、無尽蔵に猫を保護できるスペースも金銭的余裕もないが、一般の方からの『猫を保護したが飼い主を見つけてあげたい』『里親を探したい』という相談に対しては全力でフォロー・サポートしている。譲渡会で猫が良縁に恵まれ、相談された方が『幸せになってよかった』と喜んでくださるが、それは何より最初に『保護しよう』と勇気を持って決断してくれたからだと思う」と話す。

 「猫を取り巻く問題は実にさまざま。『保護猫』と呼ばれ安全が保証される猫もいれば、たかが野良猫とひどい環境下で暮らす場合も。人間の関わり方で風に翻弄(ほんろう)される木の葉のように簡単に変わってしまう。すてきな里親を見つけることや地域猫活動の推奨、適正飼育を普及させていくことは、地道ではあるが必要不可欠。試行錯誤しながらも誠意を持ち、さまざまな工夫を凝らしながら開催しているので、一度会場にお越しいただければ。異なった経緯で集まり、違った個性を持つ愛すべき猫たちが、人間には伝えきれないメッセージを届けてくれるはず」とも。

 開催時間は13時~16時。問い合わせは尼崎市動物愛護推進員連絡会(TEL 070-5506-6165)まで。

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