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尼崎「グンゼタウンセンターつかしん」13周年 地元民憩いの場として親しまれ

「グンゼタウンセンターつかしん」外観

「グンゼタウンセンターつかしん」外観

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 尼崎の複合商業施設「グンゼタウンセンターつかしん」(尼崎市塚口本町4、TEL 06-6420-3300)が4月29日、13周年を迎える。

カリヨンガーデンの様子

 甲子園球場のグラウンド約5倍という広大な敷地に、大型スーパーをはじめ手頃な価格の総菜や衣料品をそろえる複数の小売店、レストラン、カフェ、温泉施設、スポーツクラブなどを備える同施設。春は敷地内に流れる伊丹川に咲く桜、夏は屋外広場の噴水で遊ぶ子ども、秋は盆踊り、冬はイルミネーションイベントと、日常の買い物だけではなく四季折々の風情を楽しむ憩いの空間として地元住民に親しまれている。

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 前身は、日本初の郊外型複合商業施設として1985(昭和60)年にグンゼ塚口靴下工場跡地に開業した「つかしん」。尼崎市の姉妹都市であるドイツ・アウクスブルクの街並みをモチーフにデザインされた館内は、西武百貨店を核に映画館やレストラン街などで構成され、当時珍しかった斜行式エレベーターに1時間待ちの行列ができるなど話題を集めたが、時代の流れや環境の変化に伴い業績が悪化。2004年に百貨店事業が撤退し運営母体がグンゼへ移管した。

 移管後、発掘された源泉を利用した温泉施設「湯の華廊(かろう)」開業を皮切りに施設内の環境を生かしながら増床やテナント一新を進め、2006年同日に「グンゼタウンセンターつかしん」としてリニューアルオープンした。順調に売り上げを伸ばしたが、近隣に競合施設が増えたことなどで再び売り上げが下降傾向となったことを受け「他店とは違うコンセプト」を打ち出そうと、2012年に第2期リニューアルを実施。手の届きやすい価格帯のテナントをそろえたフロアや屋外広場に子ども向け遊具を新設するなど、競合するのではなく地域のニーズに沿った「付加価値」の強化に取り組んだ。つかしんタウンクリエイトの森山典之さんは「他店とは違う品ぞろえなど地域に密着した利用しやすい環境づくりを目指し、2012年度に売り上げV字回復を達成した。2018年度も売り上げを更新している」と話す。

 昨年は、「リラクシングスペース」を備えた「湯の華廊別館」を増設し、キッズスペース、授乳室、子ども用トイレの場所、子ども向けメニューを提供する飲食店などを紹介する「ママとキッズのガイド」を作成。今年3月には兵庫県内初となる、「薬剤師」「管理栄養士」「ビューティースペシャリスト」など専門スタッフが美と健康をサポートするマツモトキヨシの新業態「matsukiyo LAB(マツキヨラボ)」がオープンした。森山さんは「鮮度の維持のため、利用客の声を聞くアンケートボックスに届いた意見などを参考にしながらテナントの定期的な入れ替えや新たな試みなどを取り入れている。ママとキッズのガイドは、子どもを持つ女性社員の意見も生かした」と振り返る。

 ゴールデンウイークは13周年を記念したイベントを予定。大型コースと初心者や小さな子どもでも楽しめるミニコースを設置する「ミニ四駆レース&体験会」(4月29日)、音楽ライブ(5月2日・3日)などさまざまなイベントを用意する。森山さんは「買い物や食事のついでに楽しんでもらえるイベントが中心。居心地のいい環境でくつろいでいただければ」と笑顔を見せる。

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