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尼崎城で「瀬戸内海の工場」写真展 尼崎市在住の小林哲朗さん撮影

ギャラリー内にあるフォトスポットの前に立つ小林哲朗さん

ギャラリー内にあるフォトスポットの前に立つ小林哲朗さん

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 尼崎城(尼崎市北城内)4階ギャラリーで現在、写真展「尼崎城 小林哲朗展~瀬戸内海の工場がすごいから見てほしい」が開催されている。

販売するポストカード一例。全22種類を用意する

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 工場や廃虚などを中心に撮影する写真家の小林哲朗さんは、1978(昭和53)年生まれで尼崎市在住。これまでに写真集を6冊、工場撮影ガイド本を1冊出版したほか、工場写真の講演会なども行っている。

 今回の被写体は、尼崎市内をはじめ山口県周南市、岡山県倉敷市といった瀬戸内海に面した工業風景が中心。工場と、人々が暮らす街が一枚に収まる尼崎ならではの光景を切り取った「混同」、長いコンベヤーが滑り台のように見える「水島コンビナート」(倉敷市)の様子を写した「滑台(すべりだい)」など、さまざまなタイトルを付けて展示する。小林さんは「街のすぐ近くにあるのにSFのような世界観を感じられる、『身近な異世界』である工場の風景を楽しんでほしい」と言う。

 尼崎城イベント担当者は「尼崎城の全ての公式写真を小林さんが撮影している縁で、今回の個展を城内ギャラリーで開くことになった。入城すると見られるので、来ていただければ」と話す。

 工場風景のほか、昼、夕、夜とそれぞれ異なる表情を見せる尼崎城を空からドローンで撮影した写真も合わせ、展示作品は23点。全てA4やタペストリー(2700ミリ×1800ミリ)などさまざまなサイズのパネルで注文、購入できる。ポストカード22種類(各250円)も販売する。

 開城時間は9時~17時(入城受け付けは16時30分まで)。月曜定休(祝日の場合は翌日)。入城料は、一般=500円、小学生~高校生=250円。問い合わせ先は尼崎城址(じょうし)公園管理事務所(TEL 06-6480-5646)。6月30日まで。小林さんが来場する日もあり、日時は小林さんのツイッターで確認できる。

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