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「ITAMI GREENJAM'21」開催決定 ステージへの入場制限など新型コロナ対策徹底

盛り上がるメインステージ(2019年開催の様子)

盛り上がるメインステージ(2019年開催の様子)

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 無料音楽フェス「ITAMI GREENJAM'21」が10月2日・3日に昆陽池公園(伊丹市昆陽池3)で開催される。実行委員会が4月22日、発表した。

2019年開催時は、雑貨や衣料などさまざまな商品が並ぶエリアも設置。にぎわいを見せた

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 2014(平成26)年に1日限定数千人規模でスタートした「ITAMI GREENJAM」。2017(平成29)年から2日間開催へ規模を拡大し、現在は2万人以上を動員する「関西最大級の無料音楽フェス」として注目を集めている。過去の出演アーティストは、真心ブラザーズ、PUFFY、スチャダラパー、toe、ソウルフラワーユニオン、竹原ピストルさん、カジヒデキさん、ホフディラン、ガガガSPなど、ジャンルを問わず多彩な顔ぶれが並ぶ。

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催中止となったが、「#表現を続けよう」をテーマに掲げ、会場を数カ所に分けて人の流れを分散した代替イベント「ITAMI CITYJAM」を実施。感染拡大防止策を徹底した上で、コロナ禍により表現の場を失ったアーティスト、市民団体、地元園児などが思い思いの表現を繰り広げた。

 実行委員会代表理事の大原智さんは「この状況でITAMI GREENJAMの開催を目指すこと、想像を絶する準備が伴うこと、状況によっては努力が無駄になる可能性もあることなど、さまざまな考えから開催を決定するまで迷いもあった。『もう一度昆陽池公園で』という強い思いで関係各所と話し合いを重ね、前を向いて開催を目指すスタートを切ることができた」と話す。

 今年は、メインステージを設ける「芝生エリア」への入場人数を制限する「無料事前登録制」の導入、ステージ前の区画フェンス設置、ソーシャルディスタンスを確保する「レジャーシート原則化」の検討など、さまざまな感染拡大防止対策に取り組む。「『誰もが参加できる無料フェス』が理想だが、現状では結果的に迷惑を掛けるだけ。芝生エリアへの入場はおそらく抽選となるが、これで政府方針に沿った人数管理を行うことができる。飲食ブースやアコースティックエリアなどはフリーで入場できるようにしたい」と大原さん。

 「遅くても6月中旬までに出演アーティスト第1弾を発表する予定。社会的な状況を見ながら、アーティストと協議を進めていきたい。これだけ大きなイベントを『中止になるかもしれない』という不安を抱えて準備するのは初めて。前途多難で心折れそうになるが、『目指さなければ中止にもできない』という思いで、イベントを愛してくれる人と一緒に全力で開催を目指していく。愛が凝縮した空間を分かち合いたい。入場登録申し込みの詳細は後日SNSなどで発表するので、フォローしていただければ」とも。

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