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「ITAMI GREENJAM'20」開催中止 「#表現を続けよう」テーマの新企画を発表

「#表現を続けようTシャツ」。「僕が口頭で伝えたイベントの趣旨や思いを、イラストレーターの北窓優太さんが形にしてくれた。今回でなければ生まれ得なかったイラストなので、チェックしていただければ」と大原さん

「#表現を続けようTシャツ」。「僕が口頭で伝えたイベントの趣旨や思いを、イラストレーターの北窓優太さんが形にしてくれた。今回でなければ生まれ得なかったイラストなので、チェックしていただければ」と大原さん

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、伊丹の昆陽池公園で開催予定だった無料音楽フェス「ITAMI GREENJAM'20」の中止が決定した。

昨年の「ITAMI GREENJAM」は延べ2万5000人を動員した

 「昆陽池で音楽フェスを」との思いで集まった若者が中心となり、2014(平成26)年にスタートした「ITAMI GREENJAM」。昨年はPUFFY、ソウル・フラワー・ユニオンほか過去最多となる37組のアーティストが参加し、2日間で延べ2万5000人を動員した。

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 「ITAMI GREENJAM'20」の中止を受け、実行委員会は「#表現を続けよう」をテーマに掲げ、感染拡大防止策に配慮した「新しい形のイベント」を模索。会場を数カ所に分けて来場者の動きを分散して行う新企画「ローカルフェスティバル 祝祭の再興 ITAMI CITY JAM」の開催を決定し、同イベントと来年の「ITAMI GREENJAM'21」へ向けたクラウドファンディングも立ち上げた。

 代表理事の大原智さんは「3月ごろから、吹奏楽部に所属している子どもを持つ家庭や文化活動に取り組む方、アマチュアミュージシャンから『表現の場を用意してもらえないか』という問い合わせが増えていた。市民からこういった声が直接届いたことはこれまでほぼ記憶になく、どれだけ多くの方々が表現の場を求めているか、さらに『場を求める罪悪感や葛藤』が街中にあふれていることも実感した。どんな形であろうと今年も挑戦しようという覚悟ができた」と話す。

 「ITAMI CITY JAM」は、市内小中学校の吹奏楽部による演奏会、地元ミュージシャンのライブ、園児から第一線で活躍するイラストレーターの作品を集めた展示、地元飲食店と連携したフードコーナーなど「市民が主役」となる文化祭。会場を「イオンモール伊丹昆陽」「イズミヤ昆陽店」「三軒寺前広場」に設け、「兵庫県新型コロナ追跡システム」の導入、検温実施、マスク着用厳守、会場内の消毒など感染拡大防止策を徹底する。来場に不安がある人でも楽しめるよう、一部オンライン配信も予定する。

 クラウドファンディングは、オリジナルTシャツをはじめ、「幻のITAMI GREENJAM'20企画書のぞき見プラン」「ITAMI CITY JAMのスタッフへお弁当を贈る権利」、スタッフの保険加入費などに充てる「保険で安心!来場者・関係者を守れる権利」などユニークなリターンを用意。「これまでも数えきれない方々のご支援で存続の危機を乗り越えてきたが、今年はさまざまな要因から協賛や各種サポートなどイベント開催に必要な収入は見込めない。『市民表現活動』へご支援いただきたい」と大原さん。

 「新イベントを発表する葛藤や怖さもあったが、表現の場が後回しになる現状に対する違和感にうそはつけなかった。新しい形で場を作り、プロアマ問わず多種多様な表現を『表現者の手元に戻す』ことに挑戦したい。さまざまな文化表現に触れていただければ」とも。

 「ITAMI CITY JAM」の開催日は9月27日。開催時間は10時~17時。クラウドファンディングも同日まで。

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