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尼崎・出屋敷に「駅の下食堂まんてん」 仕事帰り、ほっと息のつける場に

看板メニューの「トンテキ」はしっとりやわらかな肉の食感が特長

看板メニューの「トンテキ」はしっとりやわらかな肉の食感が特長

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 洋食店「出屋敷 駅の下食堂 まんてん」(尼崎市南竹谷町2、TEL 06-6423-9666)が阪神出屋敷駅高架下のアマトラ横丁内にオープンして2カ月がたった。

スタッフの皆さんと中野さん(右)。家族のような雰囲気で客を迎える

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 「朝から飲めて、何でも食べたいものが見つかる洋食店」をテーマに、料理歴25年の中野正人さんが開いた。店舗面積は15坪、席数はカウンター9席、テーブル16席の計25席。

 人気メニューは「トンテキ」(580円)で、低温調理で20時間以上かけしっとりやわらかな食感に仕上げた豚ロースを表面だけ香ばしくグリルし、甘めのソースを絡める。中野さんは昨年店を出すと決めてから毎日のように試作を繰り返し、納得のいくレシピを編み出したという。

 同じ調理法の「牛タンステーキ」(680円)、ミンチに甘めの味付けをした「手作りコロッケ」(240円)、「ナポリタン」(480円)なども注文が多いという。一品料理に200円増しでご飯、みそ汁、漬物が付いた定食に変更できるほか、テークアウトにも対応する。ハムエッグをメインに和食か洋食か選べるモーニングサービス(390円)、ランチタイム限定で日替わりの「ボリューム満点480円ランチ」も提供する。

 酒肴(しゅこう)メニューは、マグロ刺し身・手作りコロッケ・冷ややっこに250円のドリンク2杯がセットになった「ちょい飲みセット」(1,000円)、牛タン刺し(680円)、湯豆腐(180円)、おでん(100円~)、あぶり締めさば、どて焼き(以上380円)などを用意。

 ドリンクメニューはビール(生中=380円、大瓶=500円)、ウイスキー、日本酒、焼酎、チューハイ(以上250円~)、ワイン(グラス380円~)、ソフトドリンク(250円)など。11時~17時のハッピーアワーはジムビームハイボールを150円で提供する。

 中野さんはイタリアン、ステーキハウスなど洋食店を中心に25年間にわたり料理の腕を振るって来たが、製造業に転職。出屋敷にある工場に15年間勤務してきた。「60歳を目前にして、やっぱりお客さんの喜ぶ顔が見たくて料理の世界にもう一度挑戦することにした」と中野さん。「この辺りは仕事帰りや休みの日の朝、手軽に一息つける店が少ない。工場勤めしながら『こんな店があったら』と思い描いた場所を、自分で作りたい。お客さんにとっても、自分の最後の挑戦としても『満点』と思えるような店にしたい」と意欲を見せる。

 営業時間は9時~23時。パーティープラン(要予約)は予算に応じアレンジする。

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