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尼崎・塚口のギョーザ酒場が2周年 酒に合う一口ギョーザを蒸し・焼き・揚げで

オーナーの辻さん(左)と塚口店店長の久保さん

オーナーの辻さん(左)と塚口店店長の久保さん

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 「塚口餃子(ギョーザ)酒場 満太郎」(尼崎市塚口本町1、TEL 06-6426-0164)が9月25日、2周年を迎える。

「野菜餃子の蒸し」キャベツの甘みと皮のつるりとした食感。つけだれは酢と粗引きコショウ

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 大阪の人気ギョーザ店「十三餃子酒場 満太郎」の2号店として2017(平成30)年、阪急塚口駅北側にオープンした。現在は立花店、JR尼崎店と市内に支店を広げ、全4店舗を展開している。店舗面積は約11坪、席数は34席。

 店のテーマは、「ニンニク不使用やけどパンチのあるギョーザ」「錦糸玉子で包んだエビ玉子シューマイ」「店主の父から味を引き継いだ親父のチャーシュー」を3本柱とする大衆酒場。看板メニューのギョーザはA4ランク和牛と豚肉、ニラ、香辛料を使った「肉餃子」(5個 380円)、キャベツの甘味と食感を生かした「野菜餃子」(同280円)の2種類で、それぞれ蒸し、焼き、揚げのいずれかを選べる。餡(あん)のうま味を生かすためにごく薄い皮を使っており、包み置きできないため注文を受けてから1つずつ手包みする。人気ランキングでは肉餃子の「蒸し」が1位で、「餡の味がダイレクトに味わえる」からという。

 メニューは他に、20年以上継ぎ足してきた秘伝のたれを使った「親父のチャーシュー」(1枚切り200円、刻み180円~)、「エビ玉子シューマイ」(5個450円)、「炙(あぶ)りシメサバ」(680円)などが人気という。「国産セロリのレモン漬け」(380円)、モッツァレラチーズを使った「ポテサラグラタン」(480円)など野菜メニューも多数そろえる。

 ドリンクメニューは、宝焼酎と生レモンを使った「満太郎レモンサワー」(480円)が人気という。生ビールは「泡がほんまにうまい生中」「泡なしなみなみ生中」(以上380円)、「泡だけ生中 ミルコ」(280円)など、客の好みに合わせてさまざまなアレンジを用意。日本酒(半合=380円、1合=730円)は「船中八策 純米超辛口」「獺祭」「玉川 山廃純米 雄町」など。

 オーナーの辻孝太郎さんは尼崎・立花出身。中華料理人で飲食サービス会社「桃源郷」を営んでいた父・孝光(たかみつ)さんから事業を継承し、父の味を受け継ぐとともに自身で全国のギョーザ店を食べ歩いて研究を重ね、オリジナルのギョーザを看板に「満太郎」を始めた。

 「店名『満太郎』は、父が自分に付けたいと思っていた名前が由来。母が反対し孝太郎になった。父から受け継いだのは味だけでなく、もの作りに対する妥協のない姿勢。時には『ここまでやらんとあかんのか』と思うこともあり、もの作りは簡単ではないことを学んだ」と辻さん。「それぞれの街に根付いて、長く愛される店にしたい。お客さん、スタッフも含め全ての人に『満太郎に来てよかった』と感じてもらえたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時30分~翌1時。木曜定休。

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