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伊丹の音楽フェス「ITAMI GREENJAM'21」、出演アーティスト第1弾発表

「ITAMI GREENJAM'21」に出演する、(左から)THA BLUE HERB、ONEDERさん、nayuta

「ITAMI GREENJAM'21」に出演する、(左から)THA BLUE HERB、ONEDERさん、nayuta

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 伊丹で開かれる音楽フェス「ITAMI GREENJAM'21」に出演するアーティスト第1弾として、実行委員会が7月5日、THA BLUE HERB、ONEDERさん、nayutaの3組を発表した。

活躍する「子ども運営委員会」のメンバー

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 同イベントは2014(平成26)年に始まり、現在では2万人以上を動員する「関西最大級の無料音楽フェス」として知られる。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催中止となったものの、会場を数カ所に分けた代替イベント「ITAMI CITYJAM」を行った。今年は2年ぶりとなる「ITAMI GREENJAM」を10月2日・3日に、昆陽池公園(伊丹市昆陽池3)で開催する。

 実行委員会代表理事の大原智さんは、今回発表した3組について魅力を語る。「THA BLUE HERBは1990年代から国内のヒップホップシーンをリードしていて、どれだけ人気が全国区になっても、地元北海道に根付いて発信し続けている。まさに地方から表現を続ける私たちのようなローカルフェスティバルにとって、『神様』のような存在」という。

 ITAMI GREENJAMのスタートと活動開始が同じ2014(平成26)年というONEDERさんについては、「お互い切磋琢磨(せっさたくま)し一緒に成長してきた。例年はアコースティックステージという小規模なステージへの出演だったが、今年はメインステージで彼のライブを見たいと思い誘った。一緒にこの状況に風穴を開けたい」と話す。

 nayutaには「音楽的に素晴らしいことはもちろん、ITAMI GREENJAMの初年度から出演してくれて、まだまだ不手際だらけの時からずっと支えて評価し続けてくれた、いわば『同志』。人間性も本当に素晴らしいので『早くもっと売れろ』とずっと思っている」とエールを送る。

 今年は、メインステージを設ける「芝生エリア」への入場人数を制限する「無料事前登録制」の導入など、感染拡大防止対策に取り組む。ローソンチケットの協力を得た初の試み「事前登録制」は、8月中旬ごろには登録申し込み開始予定で準備を進めている。多数の申し込みが予想され、抽選になる可能性があるという。

 2019年に始まった「子ども運営委員会」メンバーの募集も行っている。大原さんは「ITAMI GREENJAMは『3世代市民フェス』とも呼ばれる。それは来場者だけでなく作り手も同様」と話す。「私たち20代30代がイベントの骨組みを作り、年配の方々は盆踊りを、保育園・幼稚園の子どもたちは会場装飾をしてくれる」とも。同委員会では、子どもたちが「どうしたら来場者にもっと楽しんでもらえるか?」をテーマに意見を出し合い、大原さんへプレゼンテーションをしてゴーサインが出たら、準備を進めてイベント当日の運営も行う。大原さんは「2019年は、ゲームコーナーやバザーの企画・制作・運営をしたり、出演アーティストや出店店舗などを紹介する『グリーンジャム新聞』を作ってアーティストにも渡したりした。子どもたちも『自分の表現』をたくさん持っている」と活躍を期待する。子ども運営委員は、小学4年生~6年生で、活動日とイベント当日に参加可能な人を対象に募集。7月25日まで(先着順)。

 出演アーティスト第2弾の発表は、8月初旬~中旬の予定。

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