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尼崎・ピッコロ劇団による舞台「波の上のキネマ」 同名小説を舞台化

製作発表会見の様子。岩崎さんは「原作の関西弁で書かれている部分が面白くてそのまま使いそうになったが、舞台の『呼吸しているセリフ』にするにはどうしたらいいか考えた。原作の味わいを損ねないよう作りたい」と話した

製作発表会見の様子。岩崎さんは「原作の関西弁で書かれている部分が面白くてそのまま使いそうになったが、舞台の『呼吸しているセリフ』にするにはどうしたらいいか考えた。原作の味わいを損ねないよう作りたい」と話した

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 舞台「波の上のキネマ」が2月19日から、県立芸術文化センター(西宮市高松町2)阪急中ホールで上演される。

 県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター(尼崎市南塚口町3)に拠点を置くピッコロ劇団と、関西で活躍する俳優陣らによる「ピッコロシアタープロデュース」第12弾作品。増山実さんの同名小説を原作に、大阪の劇団「劇団太陽族」の岩崎正裕さんが脚本・演出を手掛ける。

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 閉館の危機にある尼崎・立花の小さな映画館「波の上キネマ」の経営者が、あることをきっかけに映画館を創業した祖父のルーツを調べ始めるというストーリー。現代・尼崎から戦前の沖縄へ場面が移り、過酷な労働を強いられていた過去、唯一の娯楽であった映画への思いなど、明かすことのなかった祖父の「波乱に満ちた人生」が展開する。

 担当者は「プロデュース公演は、劇団員とピッコロシアター職員から企画を募り、提案者のプレゼンで決定する。今回、劇団の本拠地である尼崎から壮大な物語がスタートする『波の上のキネマ』の舞台化を切望し、作者の増山さんにお願いしたところ快諾していただいた」と話す。

 「400ページを超える長編小説をいかに凝縮させるかが舞台化の見せどころ。尼崎に実際にある映画館がモデルの劇場や、ご当地グルメ『尼崎あんかけチャンポン』を主人公が食べるシーンが登場する『尼崎の風景』から、戦前の沖縄へ時空を越えて展開する物語。場所や時代が交じり合う世界観をどうやって表現しているかも見どころの一つ。期待いただければ」とも。

 開演時間は、19日=19時、20日、21日=11時・16時。料金は、一般=4,500円、大学・専門学校生=3,000円、高校生以下=2,500円。問い合わせはピッコロ劇団(TEL 06-6426-8088)まで。