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尼崎のピッコロシアターで狂言教室 善竹兄弟が直接指導

摺り足の稽古をする受講者。昨年の様子

摺り足の稽古をする受講者。昨年の様子

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 兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター(尼崎市南塚口町3、TEL 06-6426-1940)で7月30日~8月2日、「2015ピッコロ実技教室 ちゃっと!狂言」が開講される。

立ち稽古に挑む受講者。昨年の様子から

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 滑稽な動きとセリフで見る者を笑わせる日本の古典喜劇「狂言」。同教室では、最初の2日間で狂言についての解説、講師によるモデル上演に始まり、台本読みや発声、摺り足(すりあし)などの基本の型を学ぶ。後半の2日間では「呼声」と「伊呂波」の2演目を教材に舞台稽古に挑戦し、最後に発表会も行う。

 昨年は「毎年参加している」という小学生や「伝統芸能を体験したい」という20代女性、「新しいことにチャレンジしたい」という70代男性など、初心者を中心に幅広い層を集め、「素晴らしい体験をさせてもらった」など好評だったという。

 指導するのは大倉流狂言方の善竹隆司(ぜんちくたかし)さん、隆平(りゅうへい)さん兄弟。2人は故人間国宝・善竹彌五郎(やごろう)のひ孫に当たり、室町後期から続く伝統ある流派を受け継ぐ若手の狂言方。「平成15年度兵庫県芸術奨励賞」などの芸術賞を受賞するほか、高校や大学の演劇科で講師も務めている。

 現在、受講生を募集している。応募資格は原則として小学4年生以上。受講料は一般=6,000円、高校生以下=4,000円。定員は35人。申し込みは電話とファクスで7月29日まで受け付ける。

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