不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」を運営する「リクルート住まいカンパニー」(東京都港区)が5月20日、「SUUMO 住みたい街ランキング2020関西版」を発表し、「穴場だと思う街(駅)ランキング」で尼崎が2年連続1位に輝いた。
4位にランクインした阪急武庫之荘駅周辺。「住みたい沿線ランキング」では、同駅を含む阪急神戸線が1位に輝いている
同ランキングは昨年12月17日~今年1月12日、関西2府4県に住む20~49歳の男女を対象にアンケート調査したもので、「住みたい街(駅)」「住みたい自治体」などさまざまなランキングが発表された。
「穴場だと思う街(駅)ランキング」は、「交通・生活利便性が高いのに家賃や物価が割安なイメージがある街(駅)はどこですか?」との質問に対し、最大3カ所まで回答してもらう形で集計。担当者は「尼崎は梅田へのアクセスの良さ、物件や物価の安さなどが評価されており、コスパを重視する若い子育て世代の夫婦が移り住むケースが多い」と話す。
同ランキングでは、2位に塚口(阪急神戸線)、4位に武庫之荘(同)、8位に昨年圏外だった園田(同)と、尼崎市内にある阪急神戸線の3駅がランクイン。尼崎北部エリアも「穴場」として人気を集める結果となった。
担当者は「女性の社会進出により夫婦で出勤する共働き家庭も多く、梅田まで15分圏内のエリアは人気が高い。尼崎は『住みたい自治体ランキング』でも19位と昨年に比べランキングが上がってきており、これからも人気は続くと思う」と話す。