「Cafe Holo i Mua(カフェホロイムア)」(尼崎市七松町2、TEL 06-6439-7717)が、オープンから半年を迎えた。
一番人気の「抹茶のrawティラミス」。滑らかな口溶けに抹茶のほろ苦さがアクセント。ナッツとカカオの食感と風味も楽しい
JR立花駅南側に昨年7月にオープンしたカフェ。卵や小麦、乳製品などを使わずに作る「raw sweets(ロースイーツ)」や、「一汁八菜」をコンセプトにした定食メニューなどを提供する。席数は14席。
店主の長尾孝浩さんは、たまたま縁が重なり手伝うことになったカフェでロースイーツと出合い、その魅力にはまったという。「ココナツオイルやナッツをベースに食材を組み合わせて、普通のケーキのような見た目や味、食感にしていくことも楽しいが、何よりアレルギーを持っている子どもたちが一緒にみんなと同じケーキを食べて、『おいしい』と喜ぶ笑顔に一番はまった。店名はハワイの言葉で『前向きに行こう』という意味で、ハワイ語の辞書を見ながら決めた。『前向き』という言葉が好きで、お客さんにも説明しやすいと思った」と振り返る。
メニューは、一番人気の「抹茶のrawティラミス」をはじめ「レモンのrawケーキ」「アボカドのrawチーズケーキ」「ベリーのrawケーキ」(以上250円)などのロースイーツ、一汁八菜の「ホロイムア定食」(950円)、「薬膳カレー」(750円)など。宮崎・鹿児島県産の無農薬米、淡路島の無農薬野菜、ミネラル豊富なきび砂糖、沖縄の海水塩「青い海」といった「こだわり」の食材を使う。「薬膳カレーは、インドカレーに加えアーユルヴェーダも勉強して誕生した。ホロイムア定食はグリーンスムージーも付くので、実質『一汁九菜』になっている」と長尾さん。
客層は近隣住民が中心だが、店のインスタなどで提供メニューを知り訪れる客もいるという。「競合店が立ち並ばない場所をあえて選んで出店したが、『こんな場所にカフェができた』と驚かれたり『こういう店が欲しかった』という声も頂いたりと反応もさまざま。リピーターも増え、1日2回来店する人もいる。立花のお客さんはみんな優しい」と笑顔で話す。「オリジナルグッスの展開などやりたいこともたくさんあるが、店がビルの2階にあり分かりづらい面もあるため、まずは店の場所をPRして、ロースイーツのことをもっと知ってもらえたら」とも。
営業時間は7時~20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。