「伊丹甘酒ちょい割るプロジェクト」が9月14日から、JR・阪急伊丹駅周辺の飲食店などでスタートする。
古くから疲労回復や夏バテ防止などに役立てられ、現代でも栄養価の高さから「飲む点滴・美容液」と形容される「麹(こうじ)甘酒」にスポットを当てるイベント。参加店舗で麹甘酒を使ったさまざまなアレンジメニューを提供する。
イベントを担当する伊丹商工会議所の菊農芳広さんは「清酒発祥の地である伊丹市では、これまで多くの日本酒に関するイベントを開催してきたが、アルコールが苦手な方やお子さまは参加しづらかった。なんとか家族一緒に参加できるような仕掛け作りができないかと考え、甘酒を使ったイベントを思い付いた」と話す。
参加店舗は、和食店や居酒屋、ラーメン店、カフェ併設の書店、アロマセラピー店など市内20店。ジャスミンが香る「花と甘酒のハイボール」、ほんのり甘酸っぱいバラのジャムを合わせた「白雪姫の美容液」(以上500円)、ヨーグルト黒酢と炭酸水で爽やかに仕上げた「甘酒サワーソーダ」(550円)、セロリやプチトマトなどの野菜を使った「SHIRAYUKI」(580円)、甘酒クリームとアーモンドミルクが2層になった「アーモンドITAMILK」、ジンジャーエールのさっぱり感とタピオカの食感を楽しむ「甘酒のタピオカジンジャー」(以上400円)、ジンジャーシロップのスパイシーな風味が広がる「甘酒+スパイシージンジャーシロップアイスクリーム」(380円)など、各店舗がそれぞれ個性を生かしたさまざまなアレンジメニューを用意する。
菊農さんは「イベントキーワード『ちょい割る』とは別の食材で『ちょいと割る』という意味の造語。ちょいワルおやじをヒントにしたものだが、美容と健康に関心の高い女性の方にも楽しんでもらいたい。ノンアルコールメニューも用意しているので、お子さまも一緒に気軽に参加していただければ。日本古来のエナジードリンクである麹甘酒の新たな楽しみ方を提案し、皆さまの元気を応援したい」と意気込む。
11月30日まで。