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尼崎の印鑑メーカーが新作「バッジ」販売へ 「紋章」イメージ、自分らしさ誇る印章提案

Sirusiの印グラフィー新作「Badge‐バッジ‐」

Sirusiの印グラフィー新作「Badge‐バッジ‐」

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 尼崎・武庫之荘の印鑑メーカー「Sirusi(シルシ)」(尼崎市南武庫之荘5、TEL 06-4400-5148)が7月23日、創業1周年を記念して新作デザイン印章「Badge‐バッジ‐」の販売を始めた。

盛さんと妻の和奈さん。2人合わせてこれまでに100万本以上の印鑑をデザインしてきたという

 印章を「使うもの」から「自分を表現するもの」に変えることをコンセプトに掲げる同社。社長の盛(もり)佳男さん(39)が「大量生産する大手メーカーが作らない、こだわりの印章を一つ一つデザインし、手作りして届ける小さなアトリエを作りたい」と2018年7月に創業。スタッフ3人で受注から生産・発送まで手掛けている。

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 取扱商品は、個人・法人用印章、スタンプ、関連商品。オフィスでの回覧書類の認印に「めっちゃ助かりました」などのメッセージを添えるスタンプ「ココロス」(590円~)、子どもが自分で書けるようになった名前を子どもの文字そのままで印鑑にする「子ども印鑑シリーズ」(印章ケース、通帳ケース付き 5,000円~)などのアイデア商品も打ち出す。

 中でも人気を集めているのは文字をアートのようにデザインするタイポグラフィーを使った印章シリーズ「印グラフィー」(5,000円~)。実印登録もでき(自治体により確認が必要)、本年度から尼崎市のふるさと納税返礼品にも採用されている。シンプルな直線で設計図のように見える「ライン印グラフィー」、ポップな球体をイメージした「バルーン印グラフィー」、「超古代文明の残した幾何学模様の円盤」をイメージした「ディスク印グラフィー」など8種類を展開している。創業1周年を記念した新作「バッジ」は「紋章」をイメージしており、「勲章やメダルのように、自分が歩んできた道、努力して得た『今の自分』への誇りを印鑑で表現してほしい」との思いを込めたという。

 盛さんは尼崎・上ノ島在住。嵯峨美術大で版画を学び、専門学校で学業と並行してフリーランスとしてウエブ制作、CGデザインを請け負う。その後大手はんこ販売会社に15年間務め、マーケティング、商品企画、ECサイト創立・運営、海外展開など幅広く手掛けながら「はんこ業界」をくまなく見てきたという。「印章は自分の分身、と考える人もいるほど、日本人にとって印章は古くから生活に根付いた大切な文化の一つ。一方で、仕事や生活スタイルの多様化で印章の存在が薄れてきているのも事実。今の自分たちが好きと思える、自分たちにフィットした印章を持つことで、印章を使うことが喜びになってほしい。自分らしい印(しるし)を提案していきたい」と笑顔を見せる。

 同社オンラインショップで取り扱う。電話受付時間は、10時~11時30分、13時~17時。土曜・日曜・祝日定休。

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