尼崎・阪急塚口駅北側の塚口商店街で7月26日、「おかもち屋台」が開催される。
会場となる駐車場。阪急電車の駅ホームや車窓からもにぎわいが見える
小さな居酒屋やバーが集まる同商店街が一丸となり、各店から会場へ岡持ち(料理や食器を持ち運ぶ際に用いる箱)で料理を届けることで、商店街の「うまいもん」を一度に味わってもらう夏祭り。「会社帰りにビアガーデンで一杯引っ掛ける感覚で、さまざまな店の味を知ってもらいたい」と昨年初めて企画され期待を集めたが、雨で中止となった。今年は梅雨明けを狙い、時期を3週間ほど後ろ倒しにして「リベンジ」を図る。
当日は会場となる商店街の駐車場に屋台を並べ、客は各店が提供するメニューリスト(350円~800円)から注文。岡持ちを持った「おかもちボーイズ」が各店へ走り、料理を受け取って会場にいる客のテーブルへ持ち帰る。生ビール(400円)や缶チューハイ(250円)、ラムネ(150円)などのドリンク、スナックは会場で用意する。
メニューは、「麺やマルショウ」の「しょうゆ中華そば」(700円)、「酒処 美沙」の「カラスカレイおろしポン酢」(400円)、「和食や 雑っ草」の「大山地鶏せせり唐揚げ」(450円)、「立憩酒 だい九」の「たまごポテトサラダ」(400円)、「肉と野菜の美味しいバル herdy's」の「ローストビーフ」(500円)、「たこやき みつよ」の「たこ焼き」(15個300円)、「居肴屋 和くわく」の「えび天マヨネーズ」(700円)、「アリクイ食堂」の「ジューシーメンチカツ」(350円)、「菓子工房 ぷちぷちensemble」の「季節のカップデザート」(400円)など。
「おかもち屋台」隊長で「和食や雑っ草」店長の梅澤和央さんは「昨年は台風が来てもやるぞ、という気持ちで朝を迎えたが、外は雨でしかも警報まで出てしまい、結局中止せざるをえなかった。ネットオークションで岡持ちを3つも買い求めて、細かい段取りまで何度も何度も会議して準備していたので、その日は外の大雨を見ながらぼーっと過ごした」と振り返る。
「あれから一年。今年は絶対にやりたい。岡持ちに商店街の自慢の逸品を入れてお客さんに届け、岡持ちから湯気の立つ出来たて料理が出てくるのを見て、お客さんが目を丸くして喜んで下さる姿を見たい、その気持ちで一杯。期待してほしい」と意気込む。
会場は焼き肉店「闇市」横駐車場。開催時間は17時~20時。