「ガサキング市場」が4月30日・5月1日、阪神尼崎の商店街「三和市場」(尼崎市建家町)で開催される。
2016年、昭和の面影を色濃く残す三和市場のシャッターを蹴破り突如現れた「ガサキングα」。まちイベントなどを次々に襲撃しては恐怖をまき散らす「ゆるくない」ご当地キャラとして知名度を高めている。特撮短編「大怪獣ガサキングα 三和市場に現わる」(田口清隆監督、2016年)、「大怪獣蹂躙(じゅうりん)ガサキング・アマに帰る」(奥野憲吾監督、2018年)などの主演作品も生まれ、限定公開された。
今回の「ガサキング市場」では、ガサキングαと三和市場の魅力を改めて掘り下げながら、昭和から平成にかけて活躍した元特撮ヒーロー、ヒロイン、作家など特撮界で高名な人物をゲストに招き、ファンとの交流を行う。
平成最後の日となる1日目のゲストは、プロダクション「米子ガイナックス」代表でゲーム「プリンセスメーカー」や米子名産のネギをヒーロー化した「大特撮巨編ネギマン」などの作品で知られる赤井孝美さん、スーパー戦隊シリーズ「恐竜戦隊ジュウレンジャー」「仮面ライダーJ」などで主演し、現在は「三穂の郷(さと)農園」代表で農業家として活動する望月祐多さん、「ウルトラマン80」「科学戦隊ダイナマン」などのヒロイン役で当時の少年たちの心をわしづかみにした萩原佐代子さん。
令和最初の日となる2日目のゲストは、「宇宙刑事ギャバン」などのスーツアクターで俳優の山口仁さん、「仮面ライダーアギト」アギト役、「はぐれ刑事純情派 第15シリーズ」にも出演する尼崎出身の俳優・賀集利樹さん。
会場では「大特撮巨編ネギマン」上映会のほか、ガサキングイベントでは恒例となった「即興映画撮影」も行う。イベント参加者はガサキングα最新作に出演し、会期中に作品試写会にも立ち会うことができる。
ガサキングαは「今回のイベントの収益で、平成最後の城・尼崎城の模型を製作し、破壊シーンを撮りたい。そんな夢が次々と続いていくよう、たくさんの方々に楽しんでいただけるよう頑張っている。一人でも多くのお客さまに来ていただければ」と話す。「令和は三和市場を単なる町おこしを越えて、全国から注目されるキャラクターマーケットのメッカとして生まれ変わらせたい」と意気込む。
開催時間は11時~21時15分(2日目は18時まで)。参加費はトークショーごとに3,500円。全てのトークショーに参加できる前売りパスは9,000円。