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尼崎の自転車店「アースバイクス」1周年 野口元プロがトレックの魅力伝える

野口さん。手にするロードバイク「MADONE」は超軽量OCLVカーボンフレームや一体型ハンドルバーを備えた最先端モデル

野口さん。手にするロードバイク「MADONE」は超軽量OCLVカーボンフレームや一体型ハンドルバーを備えた最先端モデル

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 尼崎・西昆陽(こや)で「トレック」のスポーツサイクルを専門に扱う「The Earth Bikes(アースバイクス)」(尼崎市西昆陽2、TEL 06-7509-3306)が4月14日、オープンして1周年を迎えた。

店舗外観。高級カーディーラーのようなたたずまい

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 米・ウィスコンシン州で1976年に創業された「トレック」。超軽量で高い剛性を持つOCLVカーボンやサスペンション技術、エアロダイナミクス(空力性能)などの独自技術で知られ、一貫して自社開発・生産を行う。世界中のトップアスリートからの信頼も厚く、米国内ではシェアナンバーワンのスポーツサイクルブランドとなっている。

 「アースバイクス」代表の野口忍さん(45)は京都出身。19歳でマウンテンバイクのクロスカントリー選手となり、トレックのサポート選手としてアジア選手権3度制覇、全日本選手権優勝(2004年)など数々の大会で勝利を収めた。2007年の引退後はトレック・ジャパン(西宮市)で国内マーケティングに従事し、トップアスリートのサポートやメディア対応などトレック・ジャパンの顔として活躍してきた。

 「カーディーラーのような丁寧なおもてなしで、トレックの魅力とサイクルスポーツの素晴らしさを伝える場所を作りたい」との思いを強くし、元同僚の増永康己さんと2人で2018年に独立・開業。西宮・宝塚・伊丹・尼崎のどこからもアクセスが良く、武庫川沿いのサイクリングロードにも近い同地に店を構えた。

 ショールームにはロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクなどのほか、ウエアやヘルメット、グローブといったアクセサリー、リペア工具、交換パーツも各種そろえる。カフェコーナー、メンテナンス工房、2階にはセミナールームとフィッティングルームも設け、講習会やライドイベントも定期開催するなど、バイク購入後も顧客と店がつながりを保っていく工夫を凝らす。

 野口さんは「トレックのバイクは決して安くはなく、取扱店も限られているが、世界に1台のカスタムバイクを作る『プロジェクトワン』があったり、同一モデルでもフレームのサイズ展開が8種類あったりと、自分に本当にフィットするバイクには他に無い価値がある。プロの世界で最高のパフォーマンスを引き出すために使われるコンピューターのマッピング技術を応用したフィッティングを、ここでは一般ユーザーにも提供している。長く、早く、楽しく走れる一台に出合ってほしい」と話す。

 「店の名前は、地球を遊びつくそうというメッセージ。スポーツとしてだけでなく、通勤・通学に使えば生活の一部になり、休日のポタリングなど趣味の相棒にもできるバイク。健康面や環境面でもいいことだらけ。自転車の無限の可能性を伝えていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~19時。水曜・木曜定休。

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