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尼崎で「漆喰DIYセミナー」 DIY楽しさ伝え空き家対策、庁舎もきれいに

稲村尼崎市長も漆喰塗りに初挑戦

稲村尼崎市長も漆喰塗りに初挑戦

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 「漆喰(しっくい)ワークショップセミナー~DIYセミナーと庁舎美化 一緒にしちゃいました~」が2月24日、尼崎市役所(尼崎市東七松町1、TEL 06-6375-5639)で開催される。

生まれ変わる予定の市庁舎5階廊下。「ビフォー」写真

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 空き家の利活用や子育てファミリー世帯の定住促進を目的に、親子で参加できるDIY教室として市の住宅・住まいづくり支援課が主催する。

 セミナーにはDIY用に開発されたペースト状漆喰「うま~くヌレ~ル」など漆喰の製造・販売を行う「日本プラスター」(栃木県佐野市)が全面協力。資材の提供に加え、3人の講師を派遣して漆喰についての講義や技術指導を行う。参加者は30分の講義を受けた後、講師と市職員らと共に庁舎の老朽化した壁を漆喰で実際にリフォームする。

 同課の井上潤一さんは「漆喰は古くから日本の住宅に使われてきた壁材で、調湿性、防かび、消臭力など自然素材ならではの優れた機能がある。セミナーではDIYの楽しさや漆喰の扱いやすさを体験してもらう。課としても初めての取り組みだが、先日、自宅1階をカフェに改装したいと相談に来た方にこのセミナーを案内したところ大変喜ばれ、手応えを感じている」と話す。

 「昨年、『本当に住みやすい街』関西1位に選ばれた尼崎。今後は、住みやすい街から住みたい街に変われるよう取り組んでいきたい。空き家の利活用もその一環で、市では昨年、空き家を改修した場合の助成制度も始めた。今回のDIYワークショップは、市内にある実家や空き家を自分好みにリフォームする足掛かりにしてもらうため。家族でDIYした『世界に一つだけの自分好みの家』で、住まいに愛着を持ってほしい。同時に、自分たちできれいにした庁舎にも愛着を持ってもらえたら」と笑顔を見せる。

 開催時間は13時~16時。参加無料。小学生から参加できる(小・中学生は保護者の同伴が必要)。22日まで事前申し込みを受け付ける。

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