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尼崎・武庫元町のグリーン雑貨カフェが1周年 かばん職人オーナー自作品も

1階カフェの様子。レトロな店舗とビンテージ雑貨、風変わりな植物が溶け合う

1階カフェの様子。レトロな店舗とビンテージ雑貨、風変わりな植物が溶け合う

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 雑貨カフェ「THUMBS UP MARKET(サムズアップマーケット)」(尼崎市武庫元町1、TEL 06-6435-9512)が10月14日、オープンして1周年を迎えた。

鶴川さん夫婦。「調理も接客も2人で分担。どちらが欠けても回らない」と笑顔を見せる

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 「ビンテージに寄り添う植物たち」をコンセプトに、雑貨や植物を扱う店舗とカフェを併設する。店舗面積は20坪、席数は6卓、15席。

 店主の鶴川健一さんは、かばんメーカーの井野屋(大阪市中央区)が展開する人気ブランド「master-piece(マスターピース)」で約10年間、製造を手掛けたかばん職人。工場長も務めていたが、「好きな雑貨に囲まれてカフェをやりたい」と長年抱いてきた思いから退職し、妻の瞳さんと2人で静かな住宅地の中に店を構えた。

 店舗は、築50年の洋装店をリノベーション。経年変化した壁色や古い柱を生かしながら、ビンテージ家具や小物と共に個性的な姿をしたサボテンやシダなどの植物をディスプレーする。「ビンテージアイテムと植物でこんなインテリアが作れる、という提案も兼ねている。什器(じゅうき)に見える棚やテーブルも商品だったりするので、気になるものがあったら尋ねてみて」と鶴川さん。

 2階のショップスペースでは、多くの雑貨に埋もれるように鶴川さん自作のバッグも数点並ぶ。サコッシュ(1万5,660円)やトート(1万2,960円)は軍用テントをリサイクルしたもので、生地に残る製造番号や擦り切れたダメージもバッグのデザインとして生かす。「その時、手に入った素材で気の向くままに作っている。1個売れたら1個作り足す、というペースで、あまりたくさん作っていない。今はかばん職人より雑貨カフェが本職だから」とほほ笑む。

 カフェメニューは、自家製ミートソースとチーズをトッピングしたホットドッグ(600円)、フレンチトースト、パンケーキ(以上860円)、瞳さんが得意とするマフィン(400円)やブラウニー(320円)を丸ごと使ったパフェ(各750円)などが人気という。ドリンクメニューはブレンドコーヒー(450円)、カフェラテ(520円)、紅茶「ビンテージゴールデン」(520円)、スパイスチャイ(600円)など。

 11時までの朝食メニューはサラダ、ヨーグルト、ドリンクが付いたバタートースト(650円)、スープ、ドリンクが付いた「グッドモーニングサンド」(950円)など。14時30分までのランチはサラダ、スープが付いた「エビとアボカドのクリームパスタ」、照り焼きチキンのバゲットサンド、メキシカンタコライス(以上1,000円)などを用意する。

 営業時間は、平日=9時~19時、土曜・日曜・祝日=8時~18時。月曜定休。

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