尼崎のベイコム陸上競技場(尼崎市西長洲町1)で4月21日、「関西圏大学オールスター入学式」が開催される。
今年度から関西圏の大学・短大・専門学校に入学する学生を対象に、大学や学部の枠を越えた幅広い交流の場をつくりたいと企画された同イベント。主催は今年1月、当時の現役高3生らが中心となって立ち上げた「関西学生プロジェクト委員会」。SNSで全国に支部を広げ、メンバー数は約130人に上るという。
会場となる同競技場は国際大会にも使われる正式陸上トラックを備え、1万人まで収容可能な本格スタジアムで、尼崎市の協力を得て利用が可能となった。
当日は主催者、現役大学生、社会人の代表があいさつする式典からスタート。続いて大学サークルがダンスや音楽のパフォーマンスを披露するほか、トークショーやファッションショーで会場を盛り上げる。競技場内の天然芝フィールドでは運動会と交流会を行い、出身地方別、学部別、興味・趣味別などさまざまな切り口から学生同士が出会う場を提供する。飲食やワークショップの出店も予定している。
入学式の参加者には事前に「Kansai Allstar Students学生証」の登録をしてもらい、メンバーは入学後もさまざまな活動に参加できるという。
同委員の上地翔馬さんは、関西学院大理工学部に入学予定の新1回生。「学生の間はもちろん、卒業後もずっと続く友と、ここで出会ってもらえたら。入学式の後も、交流イベントや地域ボランティア、伝統工芸を体験する活動などを企画していくつもり。みんなで関西の風を巻き起こし、関西パワーを各地に持ち帰ってほしい」と話す。同委員で同志社大経済学部に入学予定の中山悠里さんは「高校の狭い環境から飛び出し、全国から来るさまざまな価値観を持つ人たちと出会えるチャンス。広い世界を見て、感じてほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~15時。定員は2000人。参加無料。申し込みはホームページと当日会場でも受け付ける。クラウドファンディングで支援も募集している。