尼崎信用金庫本店(尼崎市開明町3)で現在、「ライトアップ・イルミネーション」が行われている。
1989年に完成した同庫本店は、同年の尼崎市「第2回まちかどチャーミング賞」を受賞。無電柱化を図り、敷地内を緑化した中に立つ建物が都市美の形成に寄与し、「地域のシンボル」になっていると高く評価された。
受賞記念として、壁面と敷地内の樹木を装飾する同イルミネーションをスタート。今では年末のまちを彩る季節の風物詩となっている。
イルミネーションのデザインは毎年変更し、2015年は「伝統の中にも新たな未来を感じる」をテーマに、中世ヨーロッパの彫刻をモチーフに幻想的な夜空を流れる川を表現。昨年は創業95年を記念して「100周年に向けた幕開け、未来を拓(ひら)く」をテーマに、装飾の中央に「95」の数字を大きく掲げた。
今年は「実りの多い1年。未来に希望を込めて」をテーマに、カーテンをモチーフにした装飾に「たくさんの出来事」を表す色とりどりの光のオーナメントをちりばめた。約2万球のLEDを飾り付けている。
広報の中野泰夫さんは「地域の人たちに感謝の気持ちを込めて実施しているので、幸せな気持ちになれるようなイルミネーションのデザインを意識している。ここを通る時に、少しでも明るい気持ちや温かい気持ちになってほしい。明日も頑張ろうと前向きになってもらえたらうれしい」と話す。
点灯時間は17時~24時。12月25日まで。