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尼崎スポーツの森で100年の森づくり-工場の街から森の街へ

植樹祭の様子

植樹祭の様子

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 尼崎市の森中央緑地パークセンター(尼崎市扇町)で10月4日、「あましん植樹祭」とエコキッズメッセの合同イベント「森のピクニック」が開催された。

植樹された苗木

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 「あましん植樹祭」は尼崎信用金庫が環境保全活動で取り組んでいる事業の一環。1500人以上が参加して2500本の苗木を植樹した。植樹している苗木はもともと尼崎にある古来種で、種から育ててそれを植樹しているという。10年間植樹を続け、100年かけて森を育てるという壮大なプログラムだ。

 参加者からは「孫と一緒に参加した、とても大切な場所になった」という年配参加者や、「ここが森になったら弁当を持ってピクニックをしに来たい」などの声も上がった。

 同時開催された「エコキッズメッセ」では、企業の環境・ものづくりの取り組みを子どもたちが楽しく学習することをコンセプトに、廃食用油を使ったキャンドル作りや水素燃料電池を使った自動車キットで遊べるコーナーなどが設けられた。体験学習をした子どもたちからは「家に帰ってキャンドルをともすのが楽しみ」などの声が絶えなかった。

 「『尼崎は工場地帯』といった昔からあるイメージを、『尼崎といえば大きな森のある場所』というイメージに変えていきたい」と話すのは、同イベントを主催した兵庫県阪神南県民センターの山口さん。「この森が大きくなり故郷の森と呼ばれるのが楽しみ」とも。

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