市制施行から今年で100周年を迎えた尼崎市は10月8日、あましんアルカイックホール(尼崎市昭和通2)で「市制100周年記念式典」を行った。
始めに、尼崎市在住の落語家・桂吉弥さんが映像で登場し、尼崎の歴史や取り組みなどを解説。続いて稲村和美市長があいさつし、「この街に関わる人たちがもっと咲くように、そしてこれからもずっとこの街が咲き続けるように『ひと咲き・まち咲き・尼崎』を目指し、力強い一歩を踏み出しましょう」と決意を述べた。
サプライズゲストとして、「市制100周年PR大使」を務める同市出身で女優の南果歩さんが登場。学生時代の思い出や、母校の市立尼崎高校が今年33年ぶりに甲子園に出場し、球場まで応援に駆け付けたエピソードなどを披露。地元を離れ上京した当時を振り返り、「尼崎の情の厚さは東京では見掛けない。1回会ったら友達、2回目からは親戚というくらい」と話し、笑いを誘った。
式典後半は、市立尼崎双星高校書道部によるパフォーマンスを皮切りに、市立尼崎高校吹奏楽部、女性ユニットあまゆーず、市少年音楽隊、市合唱団によるライブステージを展開。同市出身のフォークデュオ・紙ふうせんが「翼をください」を熱唱しフィナーレを迎えると、会場には100周年記念ロゴが描かれた紙飛行機が舞い飛び、祝賀ムードを盛り上げた。