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尼崎の「訪問看護ステーション立花畑」3周年 独自サービス「立花time」展開

左から、スタッフの下町詩穂さん、前田さん、白川大樹さん。下町さん、白川さんは、4月オープンのステーションで管理者を務める

左から、スタッフの下町詩穂さん、前田さん、白川大樹さん。下町さん、白川さんは、4月オープンのステーションで管理者を務める

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 「訪問看護ステーション立花畑(たちばなばたけ)」(尼崎市立花町4、TEL 06-6480-5104)が3月1日、開業から3周年を迎えた。

「よく通っていたカフェに行きたい」を実現した利用者。久しぶりの外出を喜んだという

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 訪問看護とは、病気や障がいがある人が自宅で安心して療養できるよう、看護師をはじめとする医療スタッフが訪問し、専門的なケアを行うサービス。同ステーションでは現在、看護師、理学療法士など約15人のメンバーが在籍。病状の観察や服薬管理、リハビリテーション、ターミナルケア、注射や点滴といった医療的ケアなどを行う。

 開業当初から、利用者の「やりたいこと」を実現するサービス「想(おも)い実現プロジェクト 立花time」を展開。医療スタッフが付き添い、やってみたいことや1人ではできなくなってしまったことを実現するサービスで、これまで「買い物に行きたい」「カフェに行きたい」「海を見たい」「講演したい」など多くの要望を実現してきたという。同ステーション管理者で看護師・保健師の前田侑里亜さんは「さまざまな要望が届くが、中には本心をなかなか言い出せない方もいるので、コミュニケーションを取る中で思いを聞き出していく」と話す。

 働くスタッフのやりたいことも応援しようと、資格取得や学会参加などの費用をサポートし、4月には「自分で運営してみたい」というスタッフの思いに応える形で、尼崎市園田、西宮市に新たなステーションを開くという。「やってみたいと声を上げたスタッフに管理者を任せる。利用する人、働く人両方が『ここに関わってよかった』と思える環境にしたい」と前田さん。「看護の質を落とすことなく、対応できる地域を拡大できれば」とも。

 営業時間は9時~18時。緊急時は24時間対応。

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