尼崎市が現在、「あまがさきの身近な自然写真コンテスト」の作品を募集している。
尼崎市の四季折々の自然を多くの人に見てもらい、守り育てていくことにつなげようと、1989(平成元)年に始まった同コンテスト。「あまがさきの身近な自然」をテーマに、野鳥、昆虫、魚、植物など、毎年さまざまな被写体の作品が寄せられている。
10月に審査を行い、入選作品を選出。12月に市役所内で写真展を開くほか、入選作品の中から12枚を用いたオリジナルカレンダーも製作し、無料配布する。同コンテスト担当の田代実桜さんは「カレンダーは毎年人気で、配布期間1週間のところ、3、4日で終了することが多い」と話す。
「過去に寄せられた作品の中には、『カメムシの捕食シーン』といった生き物の営みをリアルに映し出した珍しいものもある。きれいだけではないからこそ、自然の美しさや力強さなど生き生きとした魅力をより強く感じることができる。コロナ禍で遠出が難しいこんな時こそ、身近な自然に目を向けてみて。普段見逃してしまうような風景が見つかるかも」とも。
市内で2019年以降に撮影された未発表の作品が対象で、サイズはA4以上四つ切りワイド以下。1人10点まで応募可。大幅な画像処理加工を施した作品は応募不可となる。応募締め切りは8月31日。