不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」を運営する「リクルート住まいカンパニー」(東京都港区)が3月17日、「SUUMO住みたい街ランキング2021関西版」を発表し、尼崎が「穴場だと思う街(駅)ランキング」で3年連続1位に輝いた。
同ランキングは、関西圏に住む20歳~49歳の男女を対象にアンケート調査したもの。「穴場だと思う街(駅)ランキング」は、「交通・生活利便性が高いのに、家賃や物価が割安なイメージがある街(駅)はどこですか?」との質問に対し、最大3カ所まで回答してもらう形で集計した。
担当者は「共働き世帯が増えたことで、通勤時間や子どもの送迎、帰宅時の買い物など『日常生活の利便性』が非常に重視されている。尼崎は大阪まで10分以内という近さに加え、市が取り組む子育て政策なども評価され、若い世代の流入が増えている。西宮や北摂エリアなどと比較すると家賃や分譲価格も安く、コストパフォーマンスが高い」と話す。
「駅前の再開発で街全体が新しくなる一方で、手頃な飲食店など昔ながらの『下町らしい雰囲気』も残っている。こういった個性的な面が愛されているのかも」とも。