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尼崎の介護医療施設で「キッザケア」 福祉現場で子どもに職業体験を

介護士体験に挑戦する子ども

介護士体験に挑戦する子ども

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 阪神尼崎駅近くに2013年にオープンした介護医療サービスリゾート「アマルネス・ガーデン」(尼崎市西長洲町2、TEL 0120-605-545)で8月23日、子ども向け職業体験プログラム「キッザケア」が実施される。

プログラムのチラシ

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 5~10歳くらいまでの子どもを対象に、特養やデイケアを運営する介護施設での職業体験を通じて、介護現場や高齢者と触れ合う機会を提供する同プログラム。高齢者の生活一般を手助けする「介護士」、体調管理や体温・血圧測定を担う「看護師」、食事の栄養バランスを考える「管理栄養士」、さまざまなことを宣伝し世の中に伝える「広報」の4つの職種を用意。その中から3種を選び、1職種につき40分、計120分の職業体験をする。

 「お仕事」の後、子どもには「お給料」として専用通貨「キュア」を支払い、お菓子やオーガニック野菜の買い物を楽しんでもらう。同伴する保護者には、子どもを待つ間に飲食しながらくつろげるスペースや、介護について相談できる「やさしい介護相談室」も用意する。

 同施設を運営する「社会福祉法人あかね」広報の山本さんは「団塊の世代が本格的に介護保険サービスを利用し始める2025年ごろには、約30万人の介護士が不足するといわれている。100年先も安心して住み続けられる街づくりには、自治体や関係機関の取り組みだけでなく、将来の介護福祉を支える子どもたちの力や理解が必ず必要となる。そのきっかけづくりに微力ながら貢献できれば」と話す。「全国的に見ても福祉に手厚い尼崎。市制100周年を迎える尼崎から、未来を輝かせるたくさんの種をまきたい」とも。同プログラムは尼崎市市制100周年記念事業にも登録されている。

 開催時間は9時15分~13時30分。定員は40人。参加無料。申し込みはウェブサイトで受け付ける。

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