尼崎市立ユース交流センター(尼崎市若王寺2、TEL 06-6423-7788)が、6月に入り施設の供用を再開した。
「やりたいをやろう」をキャッチコピーに、2019年10月にオープンした同施設。飲食可能なラウンジやフリーWi-Fi、大型スクリーン、音楽スタジオ、多目的室などを備え、子どもたちが気軽に立ち寄り好きなことをして過ごす「交流の場」として親しまれている。
新型コロナウイルス感染拡大により長期休館となっていたが、感染防止対策を徹底した上で施設再開が決定。「椅子や机の間引き」「利用定員の設定」「室内の換気」「検温の実施」「消毒用アルコールなどの設置」などの対策を実施する。利用者が最も多い学習室とオープンラウンジでは、入退室の際に個人情報を登録したカードをスキャンし、利用者情報を把握する取り組みも行う。
休館中に「子どもたちの居場所を創出したい」という思いでスタートした、さまざまな講座を展開するオンラインイベントや、入試や友達づくり、部活などへ不安を抱える子どもたちに対し「オンライン上でいつもと変わらない活動ができる場所を作りたい」と開設した「オンラインユース交流センター」は、現在も継続中。担当者は「開催時間や日程を変更しながら今後も続けていく予定」と話す。
「オンラインだからこそ参加しやすかったという声や、自宅から施設が遠くても気軽に参加できることもあり、今後もオンライン上での関わりを継続していきたいと思っている。子どもたちのニーズをしっかりと把握しながら、時間や頻度などを考えていきたい」とも。
開館時間は9時~21時(日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。「オンラインユース交流センター」は毎週日曜12時~15時。