尼崎で50年続く鉄工所「ヒロセエンジニアリング」(尼崎市次屋3、TEL 06-6498-2318)は4月30日、直接手を触れずにドアを開けたりボタンを押したりすることができる「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」の販売を開始した。
猫をデザインした「触れないニャン」と、猿をかたどった「代わりにやるモン」
同社が展開する、作業工程で生まれる鉄の端材を使った商品シリーズ「HIBANAS(ヒバナス)」の第5弾。これまで鉄板やたき火台などのキャンプ用品を手掛けてきたが、新型コロナウイルス感染拡大により「ウイルス対策できる商品ができないか」と考え、開発に至ったという。
広報担当の中塩屋祥子さんは「どうしても子連れで外出しなければならない時もあり、『エレベーターのボタンを押したがる』といった子どもの行動が気になるようになった。触ってはだめということではなく、遊び心を持ちながら少しでも不安を解消できないかと思い、商品が誕生した」と話す。
HIBATOUCHは、猫をデザインした「触れないニャン」、猿をかたどった「代わりにやるモン」の2種類を用意。手としっぽの部分で触れたくない場所を押したり引っかけたりなどできる。タッチパネルなどの画面を傷付けないよう、電気を通す「導電スポンジリング」も装着している。
価格は1,300円(税別)。同社オンラインショップで取り扱う。