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伊丹にシェアオフィス「FLEXY伊丹」 新しい働き方支える「プラットフォーム」に

センターエリア「フリーアドレスデスク」の様子。「机幅にゆとりがあるので社会的距離を保つことができ、『空を眺めながらゆったりできる』『気分転換になり集中できる』という声も頂いている」と岡崎さん

センターエリア「フリーアドレスデスク」の様子。「机幅にゆとりがあるので社会的距離を保つことができ、『空を眺めながらゆったりできる』『気分転換になり集中できる』という声も頂いている」と岡崎さん

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 コワーキング&シェアオフィス「FLEXY(フレクシー)伊丹」(伊丹市中央1、TEL 072-707-9000)が4月15日、阪急伊丹駅近くにオープンした。

「プレミアムブース」は、広々としたデスクを設置。セキュリティーレベルと使い勝手を向上させた空間となっている

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 運営は、経営コンサルティング、人材育成研修、不動産賃貸業などを手掛ける「Bonton(ボントン)」。自社ビル4階、5階の全フロア約200坪をリノベーションして開設した。FLEXY事業部部長の岡崎哲也さんは「シェアカルチャーの進展とともに、自宅近くのオフィスで仕事をすることで通勤時のストレスを避けたり、育児や介護を犠牲にしたりしない『柔軟な働き方』を選択する方が増えてきた。このような新しい時代の働き方を支えるため開設した」と話す。

 シェアスペース35席、専用デスク10台、個室ブース37室、レンタルオフィス8室、大・小セミナー室、通話ブース、撮影スタジオ、サロン、応接室、仮眠室、パウダールームなどを備え、秘書代行、会社登記、電話・郵便物転送、社名表示といったオフィス機能も付帯。来客時にはコンシェルジュが対応し、フリードリンクコーナー、各種雑誌やビジネス書がそろうライブラリー、印刷複合機、シュレッダー、レンタルロッカーなども設ける。

 岡崎さんは「新型コロナウイルス感染防止のため自宅勤務が推奨されているが、『落ち着いて仕事ができない』『セキュリティーの心配』など課題も多い。当施設を利用することで、通勤時の感染リスク軽減につながるだけでなく、ICカードによる入退室管理システムでセキュリティーや出退勤管理といったさまざまな課題が解決される。コンシェルジュがこまめに館内を殺菌消毒し、次亜塩素酸水噴霧による空間除菌なども施しているので、安心快適な空間で落ち着いて仕事ができる」と話す。

 「現在コロナ禍のただ中だが、『アフターコロナ時代』の産業構造変革に備えておく必要があり、阪神間に起業家育成のためのプラットフォーム創出が求められている。Bontonは組織開発・人材育成・不動産管理を主たる事業としている企業だが、『生かす場作り、人作り』という経営理念を掲げ、コーチングや研修、メンタリングを通して多くの起業者を支援してきた。FLEXY事業はこの理念実践の延長線上にあり、多くの起業者にとって有用な『ヒト・モノ・カネ・コト』の交差点となることを目指している。創業をお考えの方から法人さままで便利に使える『新しい働き方を支える総合プラットフォーム』となれば」とも。

 利用料は、センターエリアの各種デスクが使える「シェア会員 ベーシックプラン」(月額1万円~)、専用デスクを確保できる「レンタル会員 パーソナルデスク」(2万500円~)、扉付きの個室ブースで仕事に集中できる「レンタル会員 スタンダードブース」(2万8,500円~)などさまざまなプランを用意する。

 営業時間は9時~21時。

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