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尼崎市立図書館が100周年 「忍たま」原作者・尼子騒兵衛さん原画展など催しも

尼崎市立中央図書館の外観

尼崎市立中央図書館の外観

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 尼崎市立図書館が開館から100周年を迎えた。

2階エントランス前から見た尼崎城。フォトスポットとしても人気で、取材に来た多くのメディアもここでカメラを構えていたという

 旧尼崎藩主・桜井家からの寄付や、地元の大地主・秋岡亀太郎氏による邸宅寄贈により、1920(大正9)年1月7日に「尼崎市立通俗図書館」として開館。その後、太平洋戦争時の「建物疎開」や国道建設による立ち退き、建物の老朽化などさまざまな理由で移転を重ねながら、戦後から発展していく街の変遷を見つめてきた。

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 現在は「中央図書館」(尼崎市北城内)、「北図書館」(尼崎市南武庫之荘3)の2館体制となり、各地域の生涯学習プラザなどにも図書コーナーを設置している。市内最大規模となる中央図書館は、162席を用意する閲覧室(中学生以上が対象)や、各主題の辞典、資料集など約3万冊を開架しているレファレンス室を備え、調査相談を受け付けるレファレンスサービスも行っている。同館の山本美和さんは「子どもからの素朴な疑問や、歴史を扱う番組スタッフからの問い合わせなどさまざまな質問が寄せられる。手ぶらで帰ってほしくないので、あらゆる方法を探りながらできる限り応えられるようにしている」と笑顔を見せる。

 現在、100周年を記念したイベントも展開しており、旧図書館の当時の様子が分かる資料などが並ぶ「尼崎市立図書館のあゆみ~開館100周年記念~」(2月26日まで)、人気アニメ「忍たま乱太郎」の原作「落第忍者乱太郎」で知られる漫画作家・尼子騒兵衛さんの原画や外国語に翻訳された単行本を展示する「乱太郎とほんの世界」(1月21日~2月2日)、記念式典&図書貸出券新ロゴマーク発表(2月2日)などを予定する。

 山本さんは「100周年を迎えられたのは利用してくださる方々のおかげ。本を寄付してくださる地元企業や市民、図書整理などを担当するボランティアの方々にも支えられている」と振り返る。同館の白樫誠治さんは「新刊の品ぞろえは書店にはかなわないが、図書館には古い本をはじめ当時の世相を表す新聞や雑誌まである。そういう意味で、書店とのすみ分けができているのでは」と話す。

 開館時間は、中央図書館・北図書館ともに9時~20時(日曜・祝日は17時15分まで)。月曜、毎月最終木曜(3月・7月・8月を除く)定休。