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尼崎・武庫之荘のシェア店舗「ロクパ」5周年 花山椒キーマカレー、街の名物に

代表の早川さん

代表の早川さん

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 尼崎・南武庫之荘のシェア店舗「ROGSPA(ロクパ)」(尼崎市南武庫之荘1、TEL 090-2014-3735)が5周年を迎えた。

花山椒のきいた辛口キーマなど3種を合いがけにした「883カレー」

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 代表の早川育宏(やすひろ)さん(45)が手掛けるカレー店「スパイスカリー883(ハチハチサン)」を中心に、水曜夜の「ビアテラス すい」、共同出店者のハンドメード雑貨やスイーツなどを提供する。イベントやライブにもスペースを貸す。店舗面積は約16坪、席数はカウンター8席、テーブル12席の計20席。イベントスペースとしての定員は40人。

 早川さんは伊丹出身・在住。尼崎・水堂町で10年以上続くバーを経営しながら、友人が雑貨店を営んでいた場所を引き継いで2014(平成26)年、8人の仲間たちとシェア店舗「ロクパ」を開いた。ROGSPAはチベット語で「仲間・友人」を意味し、人とのつながりを大切にすることをモットーにしている。

 2017(平成29)年、ムック「究極のカレー 関西版」(ぴあ刊)への掲載や、大阪のスパイスカリー有名店がこぞって参加する恒例イベント「カレー事情聴取」に出店したことをきっかけにカレーブロガーらの目に留まり、早川さんのカレーは「尼崎・武庫之荘発信のスパイスカリー」として広く知られるようになった。遠方からも客が訪れるようになり、市内や伊丹などのイベントにも出店依頼が絶えないという。

 カレーの特徴は、「花山椒(はなざんしょう)」のしびれるような刺激を加えた独自のブレンドスパイス。メニューは「883カリー」(1,000円)のみで、「花山椒の辛口チキンキーマ」「青森小カブのカツオキーマ」「レンズ豆とヒヨコ豆のカリー」の3種合いがけにエリンギのサブジ、カチュンバル(インド風サラダ)、パパド、温泉卵を添える。サービスドリンク付き。日曜は2種合いがけになるなど内容が変わることがあり、フェイスブックで告知する。

 早川さんは「お客さん一人一人との会話を大切にしたいが、カレーの提供で手いっぱいになってしまい申し訳ない気持ちになることもある。十分な体制とは言えないが、ここのカレーを楽しみにしてくれる人がいる限り、これからも味を磨いていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時30分~19時。木曜定休。駐車場は1台。

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