尼崎市内の商店街などを舞台にした「商店街と市場をめぐるリアル謎解きゲーム 出動!尼崎怪獣防衛隊」が、11月15日から開催される。
立花、塚口、武庫元町エリアの「ムゴラ」。同エリアに古墳や神社仏閣が複数点在することから、神社の獅子にちなみ誕生した
主催は、市内の商店街連合、小売市場連合、業種別連合などで構成し、商いを通じて社会に奉仕することをスローガンに設立された「尼崎商店連盟」。地元の商店街・市場の魅力を市民や新規移住者にPRし、市内の商業活性化へつなげようと企画した。謎は、関西を拠点にリアル謎解き&脱出ゲームを手掛ける「クロネコキューブ」(神戸市)が担当する。
イベント担当者は「街を『ゲーム盤』に見立て、地元の商店街や市場、居住区より少し離れたエリアなどを謎を解くためじっくりと歩くことで、『日常の買い物の場』が身近なところにあることを再認知してもらいたい。謎解きの過程を通じて商店街、市場、それぞれの個店が持つ魅力を体感することでファンを増やし、再度足を運ぶ機会の創出、さらに日常利用を促進したい」と期待を込める。
ゲームは、暴走を始めようとする「太古の昔から尼崎市に封じられた伝説の3大怪獣」を再び封印するため、市内にちりばめられた謎を解き明かしていくというもの。参加者は「尼崎怪獣防衛隊」に入隊し、「謎解きキット」に従って任務を遂行する。古代獅子怪獣「ムゴラ」が登場する「JR立花駅・阪急塚口駅・武庫元町周辺エリア」、三和市場怪獣「ガサキング」が登場する「阪神尼崎駅周辺エリア」、伝説水竜怪獣「アマギラス」が登場する「阪神杭瀬駅・JR尼崎駅・阪急園田駅周辺エリア」の3コースを用意する。
イベント担当者は「1つの謎解きキットで3コース楽しめるお得な謎解きゲーム。コースには離れたエリアを行き来するポイントもあるが、公共交通機関と徒歩を組み合わせると意外とスムーズに進めたり、見たことのない景色に出合えたりすることも。キットには、商店街や市場のお得な情報が詰まったサイトへアクセスできるQRコードの掲載や、商店連盟加盟店で使える500円の金券も付いているので、さまざまなサービスを用意してお待ちしている」と話す。「尼崎は古代から戦後の高度経済成長期まで日本の歴史が詰まった街。商店街や市場は歴史の足跡が残り、人々が集う街の要。知らなかった街の顔、歴史などをゲームを通して体感しながら、街に潜む怪獣ならぬ達人たちを発掘していただければ」とも。
謎解きキット(1,000円)は、イベント参加商店街、あまがさき観光案内所、尼崎城などで販売。来年1月31日まで。