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尼崎の臨海部で謎解きゲーム 遊びながら環境学習

尼崎の運河周辺で謎解きゲームに挑戦する参加者たち

尼崎の運河周辺で謎解きゲームに挑戦する参加者たち

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 「尼崎ナゾ解きゲーム 勇者になってリンカイを救え」が10月20日、市南部の臨海地域で行われた。

謎解きしながら運河の環境を知ることができる

 主催するNPO法人「人と自然とまちづくりと」は2003年、都市開発や環境工学の有識者らが発起人となり設立された環境団体。近畿を中心に、環境再生や防災に強いまちづくりの支援を行っており、市内では尼崎港や運河の環境学習を推進している。

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 ゲームのストーリーは「植物がしゃべったり、魚が歩いたりする異世界『リンカイ』から『私たちの世界を救って』とのメッセージが届く。すると突如、持っていたスマホが光り出す」という設定で展開。参加者が持参したスマホでチェックポイントにあるQRコードを読み取ると画面に謎かけが現れ、街を歩いて観察しながら謎を解き、次のチェックポイントやゴールを目指す仕組み。

 当日は小学生とその保護者を中心に約40人が参加し、謎解きゲームを楽しみながら、普段はなじみの薄い運河周辺を散策した。立花地区から来た8歳の男の子は「お母さんがチラシをもらって来たので参加してみた。難しかったが楽しかった。来年も参加してみたい」と笑顔を見せる。中学2年の男子生徒は「ネイチャークラブで勉強している時に、今回の謎解きゲームを知った。最初は頭が固くずっと考えてばかりいたが、みんなで協力できてすっきりした。達成感があった」と話す。

 同NPOの平井研さんは「子どもたちに伝えたいのは、海が汚いからきれいにしよう、ということ。大阪湾は閉鎖性海域で、閉じているので海水が入って来ないし出ていかない。そのさらに奥で、埋め立て地があり閉鎖された中で環境悪化しているのが尼崎港。そんな海でもきれいにできるんだよ、ということを子どもたちに知ってもらいたい。謎解きゲームはそのためのツールの一つだが、今日はみんなに喜んでもらえて良かった」と笑顔を見せる。