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尼崎で「農業祭」今年も 市内産野菜の品評会に初の「子ども審査員」登場

約40種類の市内産野菜が並ぶ「品評会」(昨年の様子)

約40種類の市内産野菜が並ぶ「品評会」(昨年の様子)

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 「尼崎市農業祭」が11月3日、尼崎市役所(尼崎市七松町1)、橘公園で開催される。尼崎市、JA兵庫六甲、尼崎市営農振興会による共催。

即売会は、市場価格に関係なく1つ100円で販売される

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 尼崎の農業をPRするとともに、地元の農業に対する理解を深めてもらうことを目的に開くイベントは今年で35回目。昨年は約1万人が来場した。

 イベントの目玉の一つである市内産野菜の品評会「そ菜品評会」は、農業祭がスタートする以前から開かれ今年で70回目を迎える長寿企画。尼崎市農政課の新谷さやかさんは「『市長賞』など14の賞を設け、表彰式は大いに盛り上がりを見せる。入賞を目指し野菜作りに取り組む農家も多く、モチベーション向上につながっている。品評会後に行われる即売会は毎年長い行列ができ、列の整理やレジなど市役所スタッフ一丸となって対応している」と笑顔を見せる。

 今年の品評会は、小学4年~6年の「子ども審査員」を初めて設ける特別バージョン。新谷さんは「数年前に企画について話し合った際、『子どもが参加できる催しはできないか。例えば子ども審査員とかにぎやかで楽しくなるのでは』と意見が出て、ずっと頭の中に残っていた。これまでは生産者の意欲向上につながるものだったが、もっと幅広く市民に向けたものにしたいと思った」と振り返る。

 尼崎の伝統野菜「尼藷(あまいも)」のつくだ煮、スイーツ、焼酎、尼崎・武庫之荘の人気フレンチ店「エマーブル」が手掛ける市内産野菜を使った料理、うどん、おにぎり、焼きいも、フランクフルトなどのフードブース、地元農業を紹介するパネルやゲームを用意する食育コーナー、巨大野菜の重量を当てる「ジャンボ野菜の重さ当てクイズ」、バルーンアート、トランポリン、輪投げといった子ども向け遊具コーナー、日用品バザーなども予定する。

 農政課の船山直利さんは「農業祭は尼崎で生産された野菜『あまやさい』がもっとも多く集まる年に1度の催し。多くの人に来ていただき『こんな野菜があるんだ』と知ってもらい、購入して食べてもらいたい。農家を応援する、さらには市内の農地を守ることにもつながる」と話す。

 開催時間は9時30分~15時。入場無料。

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