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尼崎・塚口にたこ焼き店「たこのなみ平」 主婦2人で切り盛り

屋台は豊島さんの夫がDIY。完成度に保健所の職員も驚いたという

屋台は豊島さんの夫がDIY。完成度に保健所の職員も驚いたという

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 たこ焼き店「たこのなみ平」(尼崎市南塚口町3、TEL 06-7708-4870)がオープンして2カ月を迎えた。

夏季限定「レモンペッパー味」はピリッと爽やか。カリカリ食感も楽しめる

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 子どもを通じて知り合い、郵便局勤務という共通点から仲を深めた豊島眞美さん、竹内暁美さんが営む。ユニークな店名は「朝に突然降りてきた」と竹内さん。

 子どもの手が離れ「自分たちで何かしたいよね」という話から、店を構えることを決めたという2人。開業へ向け、市内や大阪・難波などさまざまなエリアのたこ焼きを食べ歩いた。竹内さんは「関西ではどこの家庭でもたこ焼きを焼き、結局『家のたこ焼きが一番』ということになる。でもそれは、原価関係なく材料にこだわれるから。ある程度のところまでこだわって一番おいしいと思う、主婦が作る『おかあさんの味』を提供している」と話す。

 メニューは、「こだわりソース味」(8個、280円)、「ねぎ塩マヨネーズ味」(同、300円)、ソースとねぎ塩が各4個ずつの「ハーフ&ハーフ」(同、290円)、夏季限定の「レモンペッパー味」(同、300円)。豊島さんは「表面カリカリ中トロトロの食感に仕上げ、小ぶりで食べやすいサイズにしている。こだわりは特注の天かすを使うこと。いろいろ入れたくなるがあえてシンプルに仕上げている」と話す。

 客層は近隣住民や休憩中のサラリーマン、子どもなど老若男女問わずさまざまで、近所の年配客の家までデリバリーすることもある。土日は家族や来客用にまとめて購入する客も多く、日中途切れることなく来店客が訪れることもあるという。竹内さんは「郵便局時代の同僚やお客さんなども来てくれる。開店祝いに2人の似顔絵やオリジナルエプロンを作って持ってきてくれた人も。店をオープンして人の温かさを知ったが、同時に後ろ盾なく何もかも自分たちでやる厳しさも知ることができた」と話す。「『おばちゃんに話を聞いてもらおう』と気楽に集まれる場所になれば。予約も可能なので利用して」とも。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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