和文化体験イベント「大江戸ブギウギ」が3月31日、尼崎市の「西正寺(さいじょうじ)」(尼崎市上坂部3)で開催される。
「江戸時代にタイムスリップ」をキーワードに、「着物」「漆器」「木工」「和菓子」「芸術」「芸能」など日本に古くから伝わるさまざまな文化が集結し、「粋で遊びゴコロある江戸の若者文化」を体験してもらおうと開く。
「漆器」「和デザイン雑貨」「飴細工」、江戸時代に尼崎で作られていたといわれるオランダ伝来の「ランキン菓子」が並ぶ物販・飲食コーナー、「ロウケツ染め」「金継ぎアクセサリー作り」といったワークショップブース、「三味線バンド生演奏」「書道・生け花パフォーマンス」「着物ファッションショー」「寄席」「伊勢型紙職人トークショー」を展開するステージ、「着物着付け体験」(1,000円・着物持参で500円、予約受付中)、「プロカメラマンによる写真撮影」(1,000円・着付け体験参加者500円)、「竹とんぼ職人による色塗り体験&上手な飛ばし方伝授」「玉すだれ芸披露」「ちゃんぱら合戦」などさまざまな催しを用意する。
西正寺から徒歩2分の場所にある、古民家を改装した料亭「ひろ田」(現在休業中)の庭園を休憩スペースとして開放し、店内を見学することもできる。イベントへ着物で来場または着付け体験参加者には、同店で使えるコーヒー無料券を進呈する。
イベント実行委員会の黒田有郷さんは「イベントのテーマは『新しい伝統に出合う』。チャレンジする伝統、多様性を受け止める文化、そういった粋な精神を持つさまざまなジャンルの職人や芸人が集まり、活動、作品、向き合い方などを参加者と共有する場を設けることが目的。伝統的でありながら現代に生きるため常に変化を続ける芸能、工芸、技術のおもしろさを知っていただく機会になれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場料は500円。