パン店「Dank Brot(ダンクブロート) 尼崎店」(尼崎市潮江1、TEL 06-6480-5281)がJR尼崎駅近くにオープンして2カ月がたった。
「地域の人々を笑顔にする、一つ一つにこだわりのあるパン」をコンセプトに掲げる。関西を中心に多店舗展開する「ルフラン」出身の吉村誠次さんが独立して2016年11月、大阪・鶴見区に出店。素材へのこだわり、種類の豊富さ、手頃な価格帯で評判を集め、人気店となっている。吉村さんとルフラン時代から仕事を共にしてきた阿部建一さんを店長に迎え、2号店となる尼崎店をオープンした。
人気メニューはバターたっぷりの「あんバター」(160円)、自家製カスタードがぎっしり詰まった「クリームパン」(140円)、「メロンパン」(120円)、「牛すじカレーパン」(190円)など。自家製の天然酵母を使い、ライ麦を練り込んだハード系「パン・オ・フィグ」(170円)、天然酵母パンを使ったドッグ「ベーコンポテト」(220円)、「キャベツカレーのホットドッグ」(230円)なども人気という。
小麦の風味や甘さを引き出す湯だねを、もっちりした食感に焼き上げた「ダンク本食パン」(1斤240円)、外はパリッとし中はバター風味でふわりとした「塩パン」各種(90円~)、総菜パン、おやつ系のドーナツやデニッシュ、サンドイッチも各種そろえる(価格は全て税別)。
阿部さんは「広い本店では100種類くらい作っているが、ここでは約60種を提供している。少量ずつ、小まめに焼いて、なるべく出来たてを並べる。パンは焼きたてが一番。すぐ食べてもらいたいが、買った翌朝でも、常温(冬季)で保存したものをレンジで温め直せばおいしく食べてもらえる」と話す。
「この場所には以前にも何十年も続いたパン店があったようで『リニューアルしたん?』とよく聞かれる。違う店ではあるが、前の店のように地域の人に長年愛される店にしていきたい。地域の人の声に応える気持ちは、鶴見店のオーナーからしっかり受け継いでいる」と笑顔を見せる。
営業時間は8時~20時。日曜定休。