玄米ご飯食堂「conogohan(このごはん)」(伊丹市中央1、TEL 072-714-3905)が阪急伊丹駅前の飲食店ビル「中央プラザビル」にオープンして2カ月がたった。
「食べることは生きること」をモットーに、無農薬や有機農法などで作る近郊農家の米や野菜を使い、昼は定食、夜はおばんざいを提供する。店舗面積は20平方メートル、席数は12席。
店主の小柴さんは主婦歴10年。2人の子どものためを思い、また大切な人ががんと闘病し、この世を去るまでを見届ける中で「食の大切さ」に気付き、材料選びから調理法までこだわるようになったという。「毎日、思いを込めて子どもたちに食べさせてきた料理を、もっと多くの人に届けたい」と思い、初めて自身の店を構えた。「子育てしながらの開業だが、家族も応援してくれ、やりがいを感じている」と笑顔を見せる。
米は朝来の「あだちファーム」が作るコシヒカリを使う。「玄米は毎日店内で5分づきに精米し、12時間以上浸水させてから鋳物鍋で炊き上げ、おひつで保存。玄米が苦手な人のために、白米も用意する。時間も手間もかかるが、ご飯は一番こだわっているところ」と小柴さん。野菜は朝来の道の駅「但馬のまほろば」などと提携し、現地の農家が作ったオーガニック野菜を中心に仕入れる。調味料は自家製みそや、化学合成添加物を含まないものを選んでいる。
ランチの「気まぐれ定食」(1,000円)はご飯、みそ汁のお代わり無料。ほかに「カレーランチ」(850円)、ランチとセットのドリンク各種、ご飯・みそ汁・小鉢がセットになった「お子さまごはん」(300円)も用意する。
夜はおばんざいが中心で、「黒毛和牛のたたき」(1,280円)、「えびレンコンハンバーグ」「とりなんこつつくね」「春巻き」(以上320円)など。サラダ各種(350円~)、おでん各種(100円~)、「ごはんセット」(380円)も用意。生ビール(500円)などのドリンクも各種そろえる。
「育児中心の生活から、新しいチャレンジを始めたいお母さんたちを応援したいと思い、手作り雑貨のワークショップなども開いている。気軽に参加してもらえたら」と話す。
営業時間はランチ=11時30分~14時30分(金曜は14時まで)、ディナー=18時~23時(金曜・土曜のみ)。日曜・月曜定休。