「爆笑!松竹演芸祭inMOVIXあまがさき」が10月21日、JR尼崎駅前「あまがさきキューズモール」4階「MOVIXあまがさき」で開催される。
映画館のスクリーン前に高座を設置し、落語寄席と漫才ライブを行う同イベント。松竹グループ「松竹マルチプレックスシアターズ」が運営する映画館で寄席公演を行うのは初の試み。
イベント担当者は「専用劇場『道頓堀角座』の閉館が決定し、すぐに他の劇場を探したがなかなか見つからなかった。劇場がなくなった後もお客さまに楽しんでいただける場を提供したいと熟考する中、映画館なら寄席に最適な環境ではと考え、この機会に寄席はどんな場所でも楽しめることを知ってほしいと、松竹マルチプレックスシアターズの協力の下公演実施の運びとなった。まずは地域に密着した場所で行いたいとの思いから、開催場所を尼崎に決定した」と話す。
落語寄席は、笑福亭松喬さん、笑福亭銀瓶さん、笑福亭生喬さん、笑福亭喬介さん、桂治門さんが出演。漫才ライブは、酒井くにお・とおる、三吾・美ユル、シンデレラエキスプレス、かみじょうたけしさん、チョップリン、チキチキジョニー、アルミカンが出演する。
イベントに先駆け8月20日に行われた記者会見の中で、酒井くにお・とおるのくにおさんは「芸人は板(舞台)があればどこでも立つ」、とおるさんは「甲子園で活躍した金足農業のような雑草魂でどこでも頑張る」、笑福亭銀瓶さんは「尼崎は桂米朝師匠が住んでいた場所。私はそこから15分くらいのところに住んでいるので、米朝師匠に最も近い落語家。映画は銀幕、私は銀瓶。ぜひ多くの方にお集まりいただきたい」、アルミカンの2人は「尼崎と神戸出身のコンビなので、キューズモールでよく打ち合わせをしていた。この場所で寄席ができてうれしい」とそれぞれ意気込みを語った。
開催時間は、落語寄席=10時、漫才ライブ=1部13時~・2部15時30分~。入場料は、落語寄席、漫才ライブいずれも一般=2,500円、高校生以下=1,500円。チケットは、MOVIXあまがさき(TEL 050-6865-3717)の窓口、ウェブサイトで販売するほか、チケットぴあで扱う。