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尼崎のアートスペースで山本太郎さん企画展 地域とコラボする「ニッポン画」

あきた舞妓とコラボした「アケオメリクリ」

あきた舞妓とコラボした「アケオメリクリ」

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 企画展「時代とあそぶ たびする つくる 山本太郎展」が10月6日から、尼崎・西長洲のアートスペース「あまらぶアートラボA-Lab(えーらぼ)」(尼崎市西長洲2、TEL 06-7163-7108)で開催される。

「マリオ&ルイージ図屏風プロジェクト」©Nintendo 山本太郎 2015

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 山本太郎さんは、俵屋宗達の風神雷神をマリオとルイージに置き換えて作成した「マリオ&ルイージ図屏風(びょうぶ)プロジェクト 2015」に代表されるように、伝統的な日本画の技法で現代日本の風俗を再構成して表現する「ニッポン画」を提唱・制作するアーティスト。教員として赴任していた秋田や出身地の熊本、京都など、日本各地を移り住み、旅しながら、地元の人々や企業と共に各地域に根差したプロジェクトを展開している。

 同展では、山本さんの代表的な作品と共に、各地域とのコラボレーション作品を一堂に展示し、プロジェクトを通じて場所、人、時間、アートがどのように関わり、つながっているのかを紹介する。歴史的な建造物を現代的に楽しむという点で、現在再建中の尼崎城にもつながるテーマととらえ、尼崎城プロジェクト関連企画としても位置付けている。

 市シティプロモーション事業担当の藤平征太さんは「山本さんは地域とのプロジェクトで、各地の伝統的なものや古くから使われていたものを、独自の視点を交え現代によみがえらせており、新しい作品の中にも歴史を感じられるところが魅力。アートと地域の関わり方は上映する映像からもより身近に感じられる。企業や陶芸家とのコラボ作品も多くあり、初めての方も楽しめるのでは」と話す。「公民館をリノベーションしてできた『えーらぼ』も、たくさんの人々に支えられ3周年。市外からも多くの人が訪れてくれるようになり、感謝したい」とも。

 関連イベントとして、8日14時からの「作品探検ツアー」では、小学6年までの子どもを対象に、山本さんのガイド付きで展覧会を回るツアーを実施。20日15時からの「アーティストトーク」では、山本さんと編集者・藤本智士さんのトークセッションを行う。

 開催時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~18時)。火曜休館。入場無料。11月25日まで。

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