「みんなの尼崎大学まちじゅう学祭」が10月6日・7日・8日、尼崎市内の公共施設などで開催される。
「みんなが先生、みんなが生徒、どこでも教室」をモットーに、市内全体を「学びの場」にして楽しく学べる街にするプロジェクト「みんなの尼崎大学」の一環。市内の30カ所の公共施設や商店街などでさまざまなワークショップ・講座を展開する。
イベントを担当する、尼崎大学・学びと育ち研究の立石孝裕さんは「尼崎では、市役所が実施するだけでも年間500講座あり、バラバラに情報発信するため市民から『情報が届いていない』との声があった。市内には多くの学びの場所があり、多種多様なジャンルの先生がいることを知ってほしいと企画した」と話す。
手作りの大型紙芝居を楽しむ「大きい大きい紙芝居大会」や、さまざまなジャンルの曲を歌う「親子で一緒にコーラスを楽しみましょう」など家族で楽しめるものや、アートを見る力を見つける「アートの食べ方」、再建が進む尼崎城について学ぶ「尼崎城を学ぼうシリーズ」など、3日間で約50講座を予定する。
立石さんは「市外の方から『尼崎は市民によるイベントが活発ですね』とほめていただくことがよくある。今回も多くの市民の協力により、開催できることになった。『街のために何かしたい』という熱い思いを持った方々と出合いに、ぜひ近くの学びの場へお出かけ下さい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は各講座により異なる。一部参加費、事前申し込みが必要。問い合わせは尼崎大学・学びと育ち研究担当(TEL 06-4950-0387)まで。