尼崎のフィットネスクラブ「ティップネス武庫之荘」(尼崎市南武庫之荘1、TEL 06-6439-3888)で行われているスタジオプログラム「BAILA BAILA(バイラバイラ)」が今年で10年目を迎えた。
BAILA BAILAとは、スペイン語でDANCE DANCEの意味。主催するフィットネスダンスプロモーション(東京都渋谷区)の廣瀬元彦さんは「2008年に、エアロビクス世界チャンピオンの伊藤由里子さんと海外のダンサーらがコラボレーションして誕生したフィットネス向けのダンスプログラム。今年で誕生して10年。公認インストラクターは約250人、全国のスタジオやフィットネスクラブで約3000クラスを数えるようになった」と話す。全国大会「バイラーズコンテスト」も毎年開催されている。
同プログラムの特徴は、ダンサブルなラテン系音楽と「簡単なのに燃焼系」なエクササイズを目指してアレンジされた振り付け。初心者でも楽しく踊れ、つらく苦しい思いをすることがないため継続可能で、運動効果も表れやすいとしている。
阪急武庫之荘駅前にある同施設では、2008年から同プログラムを導入。現在、週に5クラスが実施されており、各回ともスタジオの定員に達するほどの参加者が集まるという。中でもインストラクターの規矩圭造(きく・けいぞう)さんのクラスは、平日午前に約60人の参加者を集める。
取材当日、南武庫之荘から参加していた53歳の女性は「クラスが始まった10年前から、週3回踊っている。クラスの仲間には78歳になる方もおり、昔ダンスホールでラテンを踊っていた世代の皆さんは動きがきれい」と息を弾ませる。富松から参加した68歳の女性は「私も10年目。ダンス経験がなくても楽しく踊れるところが魅力。週末は、約3時間かけて33曲を踊り切る『スーパーバイラバイラ33マラソン』にも参加する予定」と笑顔を見せる。
規矩さんは同クラスのインストラクターのほかに、スパ・フィットネス施設のプロデュースやダンスプログラムの企画・演出を手掛ける「K-Style&Factory」の代表も務める。「初心者でも、腰痛持ちの方でも個人のモチベーションに合わせて楽しく踊れるところが魅力。バイラバイラを入り口に、本格的なラテンダンスに入門する人もいる。イタリアのブランドとコラボしてダンスウエアを提案するなど、ファッション好きの女性たちの心もくすぐる。シニアの方にはラテン音楽が昭和歌謡にも似ていて親しみやすいようだ」と話す。
営業時間は9時30分~23時(土曜は22時、日曜・祝日は20時まで)。水曜定休。