伊丹市内の飲食店で現在、日本酒やご飯に合う各店一押し料理を紹介する「いたみDE★あておかず」が開催されている。
清酒の造り方が発見された地として、「清酒発祥の地」をPRする同市。江戸時代には酒造業が栄え、最盛期には72軒の造り酒屋が立ち並んでいたという。伊丹商工会議所では「食欲の秋」にちなみ、伊丹の日本酒「白雪」「老松」とそれに合う地元グルメの「あて(つまみ)」を味わってもらおうと同イベントを企画した。日本酒が飲めない人も楽しめるように、「ご飯とおかず」セットも提供する。
参加店舗は、居酒屋、うどん店、串カツ店、焼き肉店、すし店、中華料理店、イタリア料理店、喫茶店など50店。イベント限定メニューや割引価格での提供など特典も用意する。入店時にイベント特製名店紹介マップかイベントホームページのメニューを見せて注文する。マップは参加店舗や商工会議所、JR伊丹駅構内の観光物産ギャラリーで配布している。
商工会議所の田中靖二さんは「参加店舗はJR伊丹駅や阪急伊丹駅周辺に限らず、市内全域にわたっている。11月30日までの開催なので、タイミングの合う時に楽しんでもらえたら。さまざまなお店に行くきっかけになればうれしいし、忘年会や新年会に向けてお気に入りを見つけてほしい」と呼び掛ける。
「市外のお客さまには『白雪ブルワリーレストラン長寿蔵』もお薦め。小西酒造が運営する施設で、酒造りの道具や資料を展示するミュージアムを併設している。周辺は酒蔵があった当時の街並みを彷彿とさせるエリアなので、飲食店を巡りながら楽しんで」とも。
営業時間は店舗により異なる。11月30日まで。