阪急塚口駅近くにある「アリクイ食堂」(尼崎市塚口本町1、TEL 06-6423-5900)が11月11日、5周年を迎える。
栄養バランスを考えたおかずと麦ご飯の定食を中心に、手作り料理を提供する同店。店舗面積は12坪、席数は30席。
店主で元ライターの吉井佳子さんは11年前、塚口駅南にショットバー「アントベア」を開業(現在は他者経営)。「AからZまで動物の名前を店名にした」多店舗展開を目標に掲げ、2店舗目として駅北口のプレミール通りに自身として初めて手掛ける定食店をオープン。バーの店名にちなんで「アリクイ食堂」と名付けた。
ランチ時は主にママ友グループでにぎわい、夜は一人飲みに訪れるキャリアウーマン風の女性や毎晩ノートパソコンで仕事しながら定食を食べていくサラリーマン、学生など、多様な人々が思い思いに過ごしていくという同店。「5年間続け、お客さん一人一人の顔がわかるようになり、家族のような感覚に。これが醍醐味(だいごみ)かも知れない」と吉井さん。「常連さん同士が結婚して子どもを抱いて来てくれたり、子どもの頃から通ってこの店に憧れてバイトで来てくれるようになったり。今は、みんなが帰ってくる場所であり続けることが目標になった」と目を細める。
同店の特長は野菜が多く手作りにこだわった料理で、「毎日食べても体に良く安心」なメニューが評価され、吉井さんは今年度の尼崎市食育委員も務めている。メニューは「アリクイハンバーグ定食」「メンチカツ定食」(以上980円)、「鶏の唐揚げ定食」(800円)、「豚のしょうが焼き定食」(900円)など。ご飯はセルフサービスでお代わり自由。ランチタイムはコーヒーが付く。一品料理、丼もの、ドリンクメニューも各種用意する。
5周年を記念して、11月11日は「塚口バル」で人気を集めた限定メニュー「国産牛ホルモンと根菜たっぷり煮こみ」をドリンクまたはご飯をセットにし500円で提供する。
営業時間は、11時30分~14時、18時~22時。日曜定休。