尼崎の橘公園・橘球場(尼崎市東七松町1)で11月11日、「ミーツ・ザ・福祉2017~福祉にであう、福祉とまじわる~」が開催される。
実行委員会も出会い、交流の場。多様な人たちが集い、それぞれの「違い」を楽しみながら話を進める
尼崎市では、市民に障がいや障がいのある人たちへの理解を深めてもらうとともに、障がいのある人たちがさまざまな活動に参画することを目的として、1982(昭和57)年から「市民福祉のつどい」を開催。35年目の今年、より広く周知するため「ミーツ・ザ・福祉」としてリニューアルした。
新たな取り組みとして、誰でも参加できる実行委員会を立ち上げ、話し合いながらイベントを企画した。視覚障がいや聴覚障がい、脳性まひ、発達障がいのある人など、さまざまな立場や状況にある約50人が6月から月1回以上のペースで集まり、話し合いを重ねてきた。
会場は大きく4エリアに分けて展開する。ステージコーナーでは、10組の出演者が漫才や音楽、演劇、ダンス、ファッションショーなどを披露する。ライブ&DJコーナーでは、DJプレーとレゲエライブを行う。体験コーナーでは、「カホンづくりワークショップ+みんなでゲリラ演奏をしよう」「車いすアメフト体験」「自由に!トークブース」といった企画を実施。ショップコーナーでは、飲食・物販・ワークショップなどを提供する約60のブースが並ぶ。
当日はさまざまな人たちが参加できるように、手話や要約筆記といった情報保障を確保したり、障がい当事者や福祉従事者がスタッフとして加わったりと体制を整える。
実行委員の藤本遼さんは「人と関わることは自分の人生をより楽しくしてくれる。福祉や障がいに関わったことのない人にこそ来てほしい。もちろん、障がいのある人もたっぷり楽しめる内容になっている」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。問い合わせはミーツ・ザ・福祉実行委員会事務局(NPO法人月と風と、TEL06-6493-6965)まで。