尼崎の武庫川河川敷で1月3日、「2017年武庫川新年走ろう会」が開催される。
「正月のお神酒(みき)とおせち料理で少しゆるんだ体に、ランナースイッチを入れる」ことを目的に、毎年正月3日に実施する。20年以上続く恒例行事で、ゴール後に「餅入りぜんざい」を参加者全員に振る舞うことから、関西のランナーには別名「ぜんざいマラソン」と呼ばれ親しまれている。2キロ、5キロ、10キロの3種目で行う。
主催する武庫川スポーツクラブは、広大で緑豊かな武庫川の河川敷でランニングを楽しむ人々が自然に集い、1982(昭和57)年にクラブとして発足。年間を通じて練習会や月例マラソン大会、ウルトラマラソン、マラソンとピクニックを合わせた「マラニック」など多彩な活動を行っている。同イベントは当初クラブ会員だけだったが、現在は誰でも参加できるようになり、2016年は大会史上最多の1441人が参加したという。
事務局の加藤和彦さんは「新年は大会が少ないようで、『飲み過ぎ、食べ過ぎの体にぴったり』と喜んでもらっている。予想を上回るペースで参加者が増えており、前回はぜんざいの餅を急きょ追加する事態になるなど、うれしい悲鳴も。タイムは取らないので、足にやさしい河川敷でまずは気楽にいい汗をかいて、熱々のぜんざいを味わってほしい。当クラブの『おもてなし』を満喫してもらえたら」と参加を呼び掛ける。
集合場所は、武庫川尼崎(東)側河川敷の武庫川橋下付近。参加受け付けは9時10分~。スタート時間は、2キロの部=10時、5キロの部=10時20分、10キロの部=10時30分。参加費は、中学生以下=500円、高校生以上=1,000円。詳細はホームページで確認できる。