尼崎の森中央緑地(尼崎市扇町)で10月16日、野外イベント「尼崎ぱーちー」が開催された。
市内の工場から出た廃材などを使い「インダストリアル」な雰囲気に装飾された会場を舞台に、さまざまな催しを展開する同イベントは、今回で2回目。飲食や雑貨、廃材販売、ワークショップなど約100ブースが出店した。
ブース出店のほか、さび加工を施したタンクのオブジェや廃材を使ったガーランド装飾、ブルドーザー、ショベルカーといった重機の展示、レゲエ・DJライブショー、トラックに絵を描く「ライブペインティング」などが行われた。会場には同日開催の「あまがすきハーフマラソン」参加者の姿も多く見られ、ブルドーザーに座りレース開始を待つ親子や、ゴール後に土管ベンチでビールを片手にくつろぐ人など、それぞれにイベントを楽しんでいた。
イベント実行委員会の藤本遼さんは今後の展望について、「出店ブースが10店舗くらいの小規模開催にしても面白いのではと考えている。廃材の価値が『捨てる』から『かっこいい』に転換するイベントを今後も企画していきたい」と意気込む。