尼崎で10月10日から、市内の15銭湯を巡るスタンプラリー「尼崎温銭郷 福湯めぐり」が開催される。

レトロなタイル装飾が残る「第一敷島湯」

　下町の情緒あふれる尼崎の銭湯の魅力を広めようと、銭湯ファンと銭湯関係者がタッグを組み実現した同スタンプラリー。ラリーの台紙となる「福湯めぐり手拭い」（1,000円）を購入し、参加15銭湯を巡って「福印」（スタンプ）を集め、コンプリートした人に景品を進呈する。手拭いには「湯めぐりマップ」と入浴が1回無料となる「缶バッジ」が付く。

　実行委員の太田小夜里（さより）さんは豊中市在住で尼崎銭湯ファンの一人。「尼崎の銭湯は特に人が温かい。お風呂で会うといつも『シャンプー持ってるか？貸してあげよか？』『久しぶりやね、仕事忙しいの？』など声を掛けてくれる常連さんがいる。どんなに疲れていても何気ないあいさつを交わすだけで心が安定する気がする。良いお風呂屋さんには良い常連さんがいて、いつも明るい空気に包まれ居心地がいい」と話す。「尼崎の銭湯は全部、尼崎の宝。近所に銭湯があるのに入ったことが無い人がいたら、本当にもったいない。今すぐ勇気を出して、のれんをくぐってみてほしい」とも。

　参加銭湯は「ふくずみ温泉」「光明温泉」「平和湯」「昭和温泉」「栄町温泉」「住吉温泉」「共楽温泉」「第一敷島湯」「ゆ～もあらんど福栄」「蓬莱湯」「東洋温泉」「ゆーとぴあ琴浦」「みのり湯」「銀座温泉」「稲葉湯」。専用手拭いは参加各湯のほか、「尼崎温銭郷」が参加するイベントブースで販売する。詳細はホームページで確認できる。

　2017年2月6日まで。