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尼崎・猪名寺で「石見神楽祭」 万葉の里で日本神話の舞を体感

「塵輪」の一場面

「塵輪」の一場面

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 尼崎の園田北小学校で10月2日、「万葉の里 石見神楽祭」が開催された。

鯛釣りをするえびす神に群がる子どもたち

 猪名寺・南清水を含む園田北地区は、猪名野笹原として万葉時代の古歌に詠(うた)われるなど古くからの景勝地として知られ、地域の歴史と自然の再評価を図る活動が盛んに行われている。

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 同祭は尼崎市制100周年記念事業の一環。同地区の自治会メンバーが、島根県西部の石見地方に万葉の時代から伝わる石見神楽に魅了され、迫真の舞を万葉の里である猪名寺で上演したいと強く願い、開催にこぎ着けた。

 当日は、園田学園女子大の近松人形劇部による「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」上演に始まり、島根県益田市から招いた「真砂神楽保存会」が石見神楽の「塵輪(じんりん)」「黒塚(くろづか)」「恵比須(えびす)」「大蛇(おろち)」の4演目を披露した。「恵比須」では、タイ釣りをするえびす神をユーモラスに舞い、まきエサの代わりに菓子を客席へ投げ込む演出で会場を沸かせた。最大の見せどころ「大蛇」では、日本神話に伝わるスサノオのヤマタノオロチ退治の場面を力強いはやしとスケールの大きな舞で表現した。8体の巨大なオロチが舞台を飛び降りて客席に襲いかかると、子どもたちが逃げ惑いながら歓声を上げ、会場は熱気で包まれた。

 実行委員の内田大造さんは「石見地方との交流は、歴史と文化の地域間交流。『ヤマタノオロチ』は暴れ川を制した治水伝説でもあり、猪名川・藻川の氾濫の歴史に思いをはせることで皆の防災意識向上にもつながる。祭りを通じて、地域住民間や他地域との交流を深め、元気なまちづくりにつなげられたら」と期待を寄せる。

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